2021年12月15日、マセラティS.p.A.はマセラティのアンバサダーを務めるデイビッド・ベッカム本人がデザインを手掛けたワンオフカー「MC20 フォーリセリエ エディション フォー デイビッド・ベッカム(MC20 Fuoriserie Edition for David Beckham)」を発表した。

デザインテーマは「マジック・シティ、マイアミへ愛を込めて」

今回発表された「MC20 フォーリセリエ エディション フォー デイビッド・ベッカム」は、マセラティのアンバサダーを務めるデイビッド・ベッカムの第二の故郷であるマイアミへの熱い思いを、「マセラティ チェントロ スティーレ(デザインセンター)」が具体的にデザイン化し、それをマセラティ車の受注生産や特別仕様を担当する「マセラティ フォーリセリエ」が入念に仕上げたもの。ベースはもちろんMC20となる。

画像: 「マセラティ フォーリセリエ」は、一人ひとりの好みとアイデアに応じて個性的な1台を作り上げる部門。

「マセラティ フォーリセリエ」は、一人ひとりの好みとアイデアに応じて個性的な1台を作り上げる部門。

このモデルは、ベッカムがオーナーを務めるアメリカのプロサッカークラブ「インテル・マイアミ」のチームカラーやユニフォームからインスピレーションを得て、ボディカラーにグロッシーブラックを採用。グリルとCピラーにはオパーク仕上げのトライデントロゴを施し、ボディのグロッシーブラックとのコントラストを際立たせている。

リアに刻まれたマセラティのレタリングも同じくオパーク仕上げで、ドアにあるMC20バッジとブレンボ製ブレーキキャリパーにはパステルピンクが使用されている。

内装はブラック基調にパステルピンクのコントラストステッチが印象的な仕様で、アルカンターラのバックレストにはレーザー彫刻、ヘッドレストには立体的なパステルピンクの刺繍が施されている。

こうした色調とデザインは、「インテル・マイアミ」のチームカラーがブラックとピンクで、クラブユニフォームはグロッシーとマットの質感を特徴としていることに由来する。

また、運転席と助手席の間にあるセンタートンネルにはパーソナライズされたネームプレートを装備。プレート上部にはトライデントロゴと並んでマセラティ フォーリセリエのレタリングがパステルピンクで入り、下部のアルミニウム部分には「For David」の文字がイタリック体で浮かび上がる仕組みとなっている。

自動車がクライアントの要望に応じてハンドビルドされていた時代への回帰

画像: ベッカムがオーナーを務めるアメリカのプロサッカークラブ「インテル・マイアミ」にちなんだ仕上がり。

ベッカムがオーナーを務めるアメリカのプロサッカークラブ「インテル・マイアミ」にちなんだ仕上がり。

マセラティのチーフデザイナー、クラウス・ブッセは「マセラティのフォーリセリエプログラムは、お客様がご自身のストーリーを描き、創造性を発揮して夢を実現するための真っ白なキャンバスです。今回ベッカム氏と一緒にデザインしたMC20は、他のフォーリセリエプロジェクトと同じく、ブランドの過去への頌歌でもあります。かつてすべてのクルマがクライアントの要望に応じてハンドビルドされていた時代に戻り、真のフォーリセリエであるワンオフに命を吹き込むのです」とコメント。

デイビッド・ベッカムは「今回フォーリセリエのカスタマイズプログラムでMC20のデザインと製作に参加できたことは、素晴らしい経験でした。クルマは、仕様や色、車内の小さな個人的なディテールなど個々のテイストが反映されるものだと思います。私の第二の故郷であるマイアミと、そこにある私のサッカークラブにインスパイアされたこのワンオフカーを、マセラティチームやデザイナーと協力して作ることができたのは胸が高鳴る体験でした。ハンドルを握るのがとてつもない喜びになります」と語っている。

「マセラティ フォーリセリエ」は一人ひとりの好みとアイデアに応じて個性的な1台を作り上げる部門として注目を集めているが、そのセンスと情熱がいかんなく発揮された作品となった。

This article is a sponsored article by
''.