NEXCO中日本 東京支社は、西湘バイパスのリニューアル工事を実施すると発表した。工事期間はふたつあり2022年1月5日〜3月22日、そして2022年5月9日〜7月21日にも行われる。(タイトル画像はイメージ)

ETC車なら迂回路を利用すると料金調整が行われる

今回2022年1月5日(水)〜3月22日(火)および、5月9日(月)〜7月21日(木)のふたつの期間にわけて行われるリニューアル工事は、西湘バイパス(BP)の小田原インターチェンジ(IC)以西の上下線、小田原IC〜石橋IC〜小田原西ICを対象とする。

工事内容は主に老朽化した部分の交換や舗装として、
・老朽化した橋梁のコンクリート床版を新しい床版に取替える工事
・老朽化した橋梁伸縮装置の取替工事
・劣化・損傷したアスファルト舗装の改良工事
などが予定されている。

画像: 西湘バイパス リニューアル工事の区間と迂回路

西湘バイパス リニューアル工事の区間と迂回路

この工事にともない、昼夜連続の車線規制や通行止め、ランプ閉鎖などが行われる。リニューアル工事期間中は、平日の朝・夕および土日祝日を中心に下り線(箱根・熱海方面)小田原IC出口付近を先頭に最大50分程度の渋滞発生が予想される。

また、週末を中心に上り線(茅ヶ崎方面)国道135号石橋IC付近を先頭に最大60分程度の渋滞も予想されるので、小田原厚木道路(以下、小田厚)などへの迂回や、出かける時間の変更を検討するといいだろう。

なお、リニューアル工事期間中に所定の迂回路を利用した場合、料金調整(ETC車限定)を行う。たとえば、迂回路として「西湘BPと小田厚」を利用したとしても、請求されるのは「本来利用するはずだった西湘BP」の料金の額と同額となるよう調整される。

2022年2月からは災害復旧工事の実施も

画像: 復旧後の西湘PA(下り)のイメージ。

復旧後の西湘PA(下り)のイメージ。

また、2019年10月に発生した台風19号の影響で西湘BP 西湘パーキングエリア(下り/西湘PA)は高波により被災、その災害復旧工事を実施する。この工事では、高波や津波による建物の被害を軽減することを目的に波返し擁壁をかさ上げし、PA全体の高さを上げる工事を行う。そのため、2022年2月1日(火)AM9時から12月末まで西湘PA(下り)を終日閉鎖する。

さらに、西湘二宮ICから小田原IC間(下り線)では、PA全体の高さを上げるためのランプ改良工事も実施。これにともなって車線規制が、2022年2月1日(火)〜7月21日(木)<4月29日(金)〜5月8日(日)を除く>に昼夜連続で、2022年7月22日(金)〜12月末<交通混雑期を除く>で昼間に行われる。

画像: 西湘PA(下り)復旧工事による閉鎖箇所と車線規制区間。

西湘PA(下り)復旧工事による閉鎖箇所と車線規制区間。

これらの工事情報や交通規制情報に関しては、リニューアル工事専用WEBサイト(12月中旬頃に開設予定)や情報板、ハイウェイラジオ、ハイウェイテレホン、アイハイウェイ中日本などで随時発表される。出かけるときは最新の交通状況を確認しておきたい。

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