ハイウエイ ドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は、神奈川県横浜市から三浦半島を縦断する横浜横須賀道路の横須賀PA(下り)のグルメを紹介しよう。

鯨竜田揚げ定食(850円)もメニューにあるが、今回は・・・

画像: しょうゆベースのタレで下味をつけて焼いた鯨肉は簡単にかみ切ることはできるが、それなりに歯ごたえがある。

しょうゆベースのタレで下味をつけて焼いた鯨肉は簡単にかみ切ることはできるが、それなりに歯ごたえがある。

横須賀PA(下り)で提供されるクジラのメニューは「鯨ステーキ丼」(890円)」と「鯨竜田揚げ定食(850円)」のふたつ。それでは、どちらを紹介するか? ステーキにするか、竜田揚げにするか、ずいぶんと悩みましたが、今回は「鯨ステーキ丼」にしました。もう中年をすぎた筆者としては、揚げ物ではない方がいいかな? というのが理由です。ちなみに、2つのメニューは、どちらも鯨食普及活動を行っている料理研究家の方にアドバイスしてもらったものだとか。

「鯨ステーキ丼」は、ツチクジラのお肉に下味をつけてから焼くという、比較的シンプルな料理です。とはいえ、実際の料理を見れば、ご飯の上にたっぷりのオニオン。そして、お肉の上にはニンニクチップとネギもたくさんのせられています。さらに、赤い糸のような糸唐辛子が彩りを添えています。

まずは、お肉だけをいただきます。お肉は厚み十分。簡単にかみ切ることはできますが、それなりに歯ごたえがあります。牛とも豚ともラムとも違う、独特の味わい。「これこれ、これが鯨の味だよね」と、遠い記憶がよみがえります。鯨肉とニンニクとピリ辛の唐辛子という3つの味のバランスを、しょうゆベースのちょっと甘めのタレがよい塩梅で整えてくれています。これは、端的においしい!

ただ、「むかし食べたときは、もう少しクセがあったような・・・」という、ちょっとした違和感も。時代が進んで、調理法や流通も良くなったということで、よりおいしくなったということでしょう。鯨肉もアップデートしていたのです。

ただ懐かしいというだけでなく、実際においしい。これなら二度三度と食べるリピーターになってしまいそうですね。ぜひ、お試しあれ!(文と写真:鈴木ケンイチ)

■横浜横須賀道路・横須賀PA(下り)

■軽食・フードコート
営業時間 7:00~19:00
※新型コロナウイルス感染症蔓延の影響により、営業時間が変更になる場合があります。

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