新型ノア/ヴォクシーは2月19日現在で、あわせて約6万1000台の受注を記録している。人気の秘密は多々あるけれど、ここで注目したのが、ハイブリッド(2WD)車にも新たに設定されたウェルキャブ仕様の存在。使い勝手や機能性を高めながら価格を抑えることで、「ウェルキャブ」に対する心理的なハードルを一気に下げてくれそうだ。

大幅に下がった実質負担額。上級グレードでは驚くほどリーズナブルに

画像: 大幅に下がった実質負担額。上級グレードでは驚くほどリーズナブルに

高齢者や障害のある人にも移動する楽しさを味わってもらいたい・・・そんな願いがこもっているのが、トヨタ新型ノア/ヴォクシーのウェルキャブシリーズ。新型では新たにハイブリッドモデル(2WD)も選べるようになったのは、嬉しいニュースと言えるだろう。

なにより注目して欲しいのは、リーズナブルになった実質負担額だ。架装費用が大幅に下げられたことで、標準車と比べた時の実質負担額の差が一気に縮まっている。

画像: グラフのように、比較的安価なガソリンXグレードですら従来比で16万円以上も実質負担額が下がっている。(トヨタ発表のリリースより抜粋)

グラフのように、比較的安価なガソリンXグレードですら従来比で16万円以上も実質負担額が下がっている。(トヨタ発表のリリースより抜粋)

優れた機能性をローコストで実現できた理由のひとつが、これまでバラバラに進められていた車両本体とさまざまな架装部分との開発工程を一本化したこと。公的補助金こそないものの消費税部分が免除されるため、グレードによってはびっくりするほどわずかな実質負担額で、プラスαの利便性を手に入れることが可能だ。

型式指定を受けたことで、いろんな手間ヒマからも解放

たとえば車いす仕様車の実車を見ると、普段は普通のミニバンとして使うための創意工夫が随所に凝らされていることがわかる。車いす用スロープを折りたたんでも荷室や3列目シートをちゃんと使うことができるなど、介護される側だけでなく介護する側の日常的な利便性にも配慮しているのだ。

画像: 車いす用のスロープには、3列目シートをロックするためのフックを逃がすスリットが開けられている。車いすに乗っている人も含めて、7人の乗員が移動の自由を楽しむことができるのだ。

車いす用のスロープには、3列目シートをロックするためのフックを逃がすスリットが開けられている。車いすに乗っている人も含めて、7人の乗員が移動の自由を楽しむことができるのだ。

これなら、多人数での乗車も可能だし、車いすだけでなく小型のオートバイや重量が嵩む電動アシスト自転車を載せて走るといった「レジャーユース」的な使い勝手にも対応できるだろう。バックドアの開閉と連動して自動的に車高が上がったり下がったりするので、誰でも簡単に使いこなせることも魅力のポイントだ。

ハイブリッドに設定されている車いす対応車は、2列目助手席側に車いす1名が乗車できる「車いす仕様車タイプ1」のみ。標準仕様のX、Gと装備が充実したエアロスタイルS-Gがチョイスできる(最上級のZ系にはウェルキャブは設定されていない)。車両価格はノアが321万2000円~352万6000円、ヴォクシーが357万2000円だ。

「介護」だけではなく「遊び」にも使えそうな、マルチパーパス感あふれる新型ノア/ヴォクシー・ウェルキャブシリーズ。ほとんどの仕様が型式指定自動車として設定されていることから、持ち込み登録などの手間はない。ごくごく普通に選べるグレードのひとつとして、ぜひ注目して欲しい。(写真:伊藤嘉啓/トヨタ自動車)

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