国道246号秦野IC関連事業も同時に開通
新東名は、海老名南ジャンクション(JCT)〜豊田東JCT間の約253kmを結ぶ高速道路だ。これまでに海老名南JCT〜伊勢原大山IC間の約8kmと、新御殿場IC〜豊田東JCT間の約207km、および東名高速道路(以下、東名)と新東名を結ぶ連結路(清水連絡路、引作連絡路)が開通している。
未開通区間も、残すところ伊勢原大山IC〜新御殿場ICのみとなっているが、2022年4月16日(土)15時に、伊勢原大山IC〜新秦野ICの約13kmが新たに開通する。途中区間にある秦野丹沢サービスエリア(SA)には、スマートICも同時に開通。なお、秦野丹沢SA(トイレ・駐車場含む)の開業予定時期は未定となっている。
伊勢原大山IC〜新秦野IC間は片側2車線の4車線で、完成時には6車線(片側3車線)となる。秦野丹沢スマートICは、新秦野ICから約3km、伊勢原大山ICからは約10kmの位置に設置され、全方向で利用が可能(上り線・下り線ともに出入り可能)だ。利用時間は24時間。ただし、ETC車載器を搭載した車長12m以下の車両が対象となる。
新秦野ICと主要IC間の距離と料金(普通車、ETC通常料金)は、以下のとおり。
東名・東京(55.4km):1850円
東名・横浜町田(35.7km):1210円
新東名・伊勢原大山(12.8km):510円
中央道・八王子(60.5km):1960円
中央道・調布(78.6km):2550円
圏央道・相模原愛川(33.5km):1140円
新東名は全体の約9割が開通。全面開通は2023年度が目標だが・・・
この開通に伴い、新秦野ICと国道246号をつなぐアクセス路も開通する。これにより、新東名・新秦野ICから東名・大井松田ICまでは、国道246号と255号を走って約5kmほどで結ばれることになる。
今回の開通で、新東名は全体の約9割となる約228kmがつながった。残る新秦野IC〜新御殿場IC間の約26kmは、2023年度の開通を目指して工事が進められているが、工事が難航しており、開通時期は遅れることになりそうだ。(写真と図版:NEXCO中日本)
■新東名の開通に関する出来事
2012年:御殿場JCT〜浜松いなさJCTが開通
2016年:浜松いなさJCT〜豊田東JCTが開通
2018年:海老名南JCT〜厚木南ICが開通
2019年:厚木南IC〜伊勢原JCTが開通
2020年:伊勢原JCT〜伊勢原大山ICが開通
御殿場JCT〜浜松いなさJCTが6車線化、最高速度が120km/hに
2021年:新御殿場IC〜御殿場JCTが開通
2022年:伊勢原大山IC〜新秦野ICが開通