静粛性と快適な乗り心地を追求したプレミアムタイヤ
愛車に履くタイヤにひときわ強いこだわりを持つドライバーにとって、ブリヂストン「レグノ(REGNO)」はおそらく憧れの対象だ。
現代に至るまで一貫して貫かれているそのコンセプトは、「グレートバランス」だ。卓越した運動性能とともに、静粛性、快適性を高い次元にまで引き上げることで「ブリヂストンの最高級」を実現している。アラミド繊維やワイヤーインサートなど、市販タイヤとしては世界初の素材やテクノロジーを惜しみなく投入したREGNOは、たとえば高級サルーンにも似合う、特別な存在になった。
40年以上の歴史を経た現代のREGNOは、幅広いカテゴリーに向けて新たな個性を展開している。
初代からの正統進化と言える「GR-X II」は14〜20インチまで69種類のワイドバリエーションを用意、上級サルーンはもちろんエントリーコンパクトに至るまで対応する。ミニバン専用を謳う「GRV II」は、ファミリーミニバン向けの15インチをはじめLLクラスミニバンにも対応。
カテゴリーとしてはもっとも若い軽自動車専用「GR-Leggera(GR-レジェーラ)」は、155/65R14〜165/55R15までの4種類と、比較的絞った設定だ。
どのカテゴリー向けであってもプレミアムコンフォートタイヤとしての性能が磨かれていることは、言うまでもない。こと、REGNOの代名詞というべき静粛性の追求に関しては、キャビン形状や広さが異なるそれぞれの個性に合わせた、最適なサイレントテクノロジーが盛り込まれている。
たとえばGR-X IIには、摩耗時の静粛性の劣化を抑制する「シークレットグルーブ」を採用。GRV IIでは「バリアブルピッチ」がパタンノイズを抑制し、広い車内空間においてどの席に座っても高い静粛性を実感することができる。「圧縮剛性抑制サイプ」を配したGR-Leggeraは、コーナリング時にも上質な静粛性を演出している。
ハンドル操作に対する優れた応答性や快適な乗り心地、ウエット性能はもとより低燃費性能やロングライフまで、REGNOに隙はない。「GR=GREAT BALANCE REGNO」の名は、やはり伊達ではないのだ。(文:Motor Magazine編集部 神原 久/写真:ブリヂストン)