2022年4月10日、NTTインディカーシリーズ第3戦がロングビーチ市街地で開催され、チームペンスキーのジョセフ・ニューガーデンが、テキサスに続き連勝した。2位はアンドレッティのロマン・グロージャン、3位にアレックス・パロウが入った。佐藤琢磨はリタイアでレースを終えている。

初日から苦しんだ佐藤

佐藤にとってロングビーチはインディカーシリーズで初優勝を飾った思い出の地。しかし今週末は佐藤にとって厳しいレースとなった。プラクティスから調子が上がらず予選もQ1敗退、23番手からのスタートとなった。

それでも、スタートでブラックタイヤを選びファーストスティントを引っ張る作戦で徐々に順位を上げていく。終盤には13位まで順位を上げてトップ10も見えてきたのだが、残り2周で悔しいクラッシュ、リタイアとなった。

画像: 次戦のアバラマまでにマシンを仕上げ、流れに乗りたいところだ。

次戦のアバラマまでにマシンを仕上げ、流れに乗りたいところだ。

フレッシュタイヤに交換したヴィーケイが佐藤をイン側からオーバーテイクを試みたが、アウト側の佐藤はラインの外のマーブルに乗ってしまい壁に当たってしまったというわけだ。接触はなかったが、避けられないアクシデントと言える。

浮雲のような状態が続く佐藤だが、予選で苦しんでも決勝でしっかり順位を上げていけるのが2022年の佐藤の強みではないだろうか。次戦のアバラマで良い流れをつかみ、伝統のインディアナポリスに臨むことを願うばかりだ。

インディーカーシリーズ2022 第3戦ロングビーチ決勝結果

1位:J.ニューガーデン(TEAM PENSKE)
2位:R.グロージャン(ANDRETTI AUTOSPORT)
3位:A.パロウ(CHIP GANASSI RACING)
4位:W.パワー(TEAM PENSKE)
5位:P.オワード(ARROW MCLAREN SP)
6位:S.ディクソン(CHIP GANASSI RACING)
7位:G.レイホール(RAHAL LETTERMAN LANIGAN RACING)
8位:A.ロッシ(ANDRETTI AUTOSPORT)
9位:H.カストロネベス(MEYER SHANK RACING)
10位:K.カークウッド(A.J. FOYT ENTERPRISES)
リタイア:佐藤琢磨(DALE COYNE RACING WITH RWR)

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