難しいコンディションの中、4度の赤旗中断で予選は大混乱
朝からの雨は予選開始前に一度止んだものの、乾き始める路面と再び降り出した雨でセッションは大混乱となった。
そんな中、アルファタウリのピエール・ガスリーと角田裕毅はQ1で早くも敗退。メルセデスのルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルは辛うじてQ1をクリアしたものの、続くQ2で敗退、2台ともにQ3に進出することはできなかった。
ポールポジションを決めるQ3も、Q2途中から降り始めた雨で大混乱。フェルスタッペンがルクレールを上回るトップタイムを出したところで赤旗中断。その後、予選は再開されたものの、最終アタック中に再び赤旗中断となり、Q3序盤のアタックタイムのまま終了となった。
予選の流れは「フェラーリを追うレッドブル」という図式だったが、フェラーリは難しいコンディションに泣くことになった。フェラーリのもうひとり、カルロス・サインツは好調な走りを見せていたが、Q2で雨に足下をすくわれてクラッシュ。レッドブルのセルジオ・ペレスはQ3の最後のアタックを赤旗に阻まれて7番手にとどまった。
土曜日に行われる「スプリント」(21周)は予選順位でスタート。決勝レース(63周)のスターティンググリッドはその「スプリント」の結果で決められるが、決勝のポールポジションは予選トップのフェルスタッペンで確定している。
タイヤを供給するピレリは予選後「ウエットで気温の低い1日でした。フリー走行は完全なウエットで、予選の開始にあわせるように雨が止みました。予選は気温12度の中で始まり、Q1、Q2ではソフトタイヤも使用されましたが、Q2途中から再び雨が降り出し、Q3では全車インターミディエイトを装着しました。金曜日のポイントは、ウエット、インターミディエイト、ドライの適切なタイミングを探ることでしたが、ほとんどウエットコンディションでドライタイヤは多く走っていないためタイヤ間のパフォーマンスのギャップは不明です」と分析している。
エミリア・ロマーニャGPの「スプリント」(21周)は日本時間4月23日23時30分、「決勝」(63周)は日本時間4月24日22時に開始される。
2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGP予選 結果
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 1:27.999
2位16 C.ルクレール(フェラーリ)1:28.778
3位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) 1:29.131
4位 20 K.マグヌッセン(ハース・フェラーリ) 1:29.164
5位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー) 1:29.202
6位 3 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス) 1:29.742
7位 11 S.ペレス(レッドブル) 1:29.808
8位 77 V.ボッタス(アルファロメオ・フェラーリ) 1:30.439
9位 5 S.ヴェッテル(アストンマーティン・メルセデス)1:31.062
10位 55 C.サインツ(フェラーリ)ノータイム
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11位 63 G.ラッセル(メルセデス)
13位 44 L.ハミルトン(メルセデス)
16位 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル)
17位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・レッドブル)