2022年5月1日、NTTインディカーシリーズ第4戦がバーバー・モータースポーツパークで開催され、アロウ・マクラーレンSPのパト・オワードが、今季初優勝を果たした。2位はチップ・ガナッシ・レーシングのアレックス・パロウ、3位にエド・カーペンター・レーシングリナス・ヴィーケイが入った。佐藤琢磨は13位でレースを終えている。

レースでは追い上げるも悔いが残る結果となった佐藤

佐藤にとってアラバマは2019年にポールトゥウィンを達成した思い出のサーキットだが、今回は厳しいレースになってしまった。17番手スタートの佐藤は逆転のため雨を見据えたセッティングを施していたというが、無情にもレース決勝は晴天となった。

作戦面では2ストップを採用したが、悔いを残すタイヤチョイスとなった。というのも大きく順位をあげたパワーとディクソンはセカンドスティントでレッドタイヤを履いており、佐藤も同様にレッドを履いていれば大きく順位を上げていた可能性が高いからだ。

画像: タイヤ選択で悔いが残る佐藤。次戦はインディアナポリス。テストでも好調な佐藤に期待だ。

タイヤ選択で悔いが残る佐藤。次戦はインディアナポリス。テストでも好調な佐藤に期待だ。

ブラックタイヤでセカンドスティントを走った佐藤だが4ポジションアップで13位でフィニッシュした。しかしさらに上位にいくチャンスがあっただけに悔いの残る結果となった。

次戦からインディカーシリーズはついにインディアナポリスに上陸。インディアナポリスグランプリ、そして伝統のインディ500が控えている。練習走行、カーブデイを含め目を離せない「マンスオブメイ」が始まる。

2022年インディカーシリーズ第4戦 決勝結果

1位:5 P.オワード(ARROW MCLAREN SP)90周
2位:10 A.パロウ(CHIP GANASSI RACING) 
3位:21 R.ヴィーケイ(ED CARPENTER RACING)
4位:12 W.パワー(TEAM PENSKE)
5位:9 S.ディクソン(CHIP GANASSI RACING)
6位:3 S.マクラフラン(TEAM PENSKE)
7位:28 R.グロージャン(ANDRETTI AUTOSPORT)
8位:15 G.レイホール(RAHAL LETTERMAN LANIGAN RACING)
9位:27 A.ロッシ(ANDRETTI AUTOSPORT)
10位:26 C.ハータ(ANDRETTI AUTOSPORT)
13位:51 佐藤琢磨(DALE COYNE RACING WITH RWR)

2022年インディカーシリーズ ドライバーズランキング(第4戦終了時)

1位:10 A.パロウ(CHIP GANASSI RACING)144pt
2位:3 S.マクラフラン(TEAM PENSKE)141pt
3位: 2 J.ニューガーデン(TEAM PENSKE)135pt
4位:12 W.パワー(TEAM PENSKE)134pt
5位:5 P.オワード(ARROW MCLAREN SP)114pt
6位:9 S.ディクソン(CHIP GANASSI RACING)113pt
7位:21 R.ヴィーケイ(ED CARPENTER RACING)108pt
8位:28 R.グロージャン(ANDRETTI AUTOSPORT)101pt
9位:8 M.エリクソン(CHIP GANASSI RACING)84pt
10位:15 G.レイホール(RAHAL LETTERMAN LANIGAN RACING)84pt
14位:51 佐藤琢磨(DALE COYNE RACING WITH RWR)61pt

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