2022年7月22日、F1第12戦フランスGPがフランス・マルセイユ近郊のポールリカール・サーキットで開幕する。フェラーリが連勝を伸ばすのか、それともレッドブルが再び流れを引き寄せるのか。シーズン前半戦の重要なイベントとなりそうだ。

昨年は積極的な2ストップ戦略でフェルスタッペンが快勝

昨年2021年は6月に第7戦として開催され、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝した。

ポールポジションからのスタートしたフェルスタッペンは、スタート直後のターン1でバランスを崩してコースオフして、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の先行を許してしまったが、1回目のタイヤ交換でアンダーカットに成功して逆転。

さらに、追い上げるハミルトンを出し抜いて、積極的な2ストップ戦略を敢行。一度メルセデス勢を前に出すが、レース終盤、あっさりと首位奪還、そのままトップでゴールに飛び込んだ。

この勝利で、フェルスタッペンはドライバー選手権でハミルトンとの差を広げることになった。

画像: 昨2021年のフランスGP。残り2周でハミルトンをパスしてフェルスタッペンが首位に立った。劇的な勝利だったが、レース終盤、すでにフェルスタッペン優位は明らかだった。

昨2021年のフランスGP。残り2周でハミルトンをパスしてフェルスタッペンが首位に立った。劇的な勝利だったが、レース終盤、すでにフェルスタッペン優位は明らかだった。

画像: 昨2021年のフランスGPのタイヤ戦略。優勝したフェルスタッペン以外のすべてのドライバーが1ストップだった。2ストップはギャンブルとも思われたが、見事に成功、これが間違いではなかったことが証明された。

昨2021年のフランスGPのタイヤ戦略。優勝したフェルスタッペン以外のすべてのドライバーが1ストップだった。2ストップはギャンブルとも思われたが、見事に成功、これが間違いではなかったことが証明された。

【参考】2021年F1第7戦フランスGP決勝 結果

1位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)53周
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+2.904s
3位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)+8.811s
4位 77 V.ボッタス(メルセデス)+14.618s
5位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+64.032s
6位 3 D.リカルド(マクラーレン・メル セデス)+75.857s
7位 10 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)+76.596s
8位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー)+77.695s
9位 5 S.ヴェッテル(アストンマーティン・メルセデス)+79.666s
10位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+91.946s
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13位 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)+1周

タイヤを供給するピレリは「ポールリカールはバランスの取れたサーキットで、中間のコンパウンド3本のタイヤを用意します。注意すべきはミストラル・ストレートです。ここでは空力バランスを崩したり、フロントタイヤを冷やすので、それが直後のターンインに影響を与える可能性があります。またコースアウトも避けないといけません。赤、白、青のトリコロールマーキングには、車の速度をすばやく落とすように設計された高摩擦素材が含まれており、タイヤにフラットスポットを作る危険性があります。もうひうとつ、今年は昨年よりも1カ月近く遅い開催で、気温が高くなることが予想されます。昨年は日曜日の朝に雨が降ったので、昨年の決勝データとはかなり異なるものとなるでしょう」と分析している。

さて2022年はどんなレースとなるのか。第12戦フランスGPは7月22日14時(日本時間21時)から始まるフリー走行で開幕する。

2022年F1第12戦フランスGP タイムスケジュール

フリー走行1回目:7月22日14時〜15時(日本時間21時〜22時)
フリー走行2回目:7月22日17時〜18時(日本時間24時〜25時)
フリー走行3回目:7月23日13時〜14時(日本時間20時〜21時)
予選:7月23日16時〜17時(日本時間23時〜24時)
決勝(53周):7月24日15時〜(日本時間22時〜)

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