アクシデントもなくトヨタが実力を発揮
WEC第5戦富士6時間の決勝レースは、快晴の下、路面ドライ、気温は28度、路面温度は44度というコンディションでスタートが切られた。
レースはまずポールポジションの7号車トヨタGR010ハイブリッドの小林可夢偉が順当に首位を守ってスタート。序盤はトヨタ2台がランデブー走行を展開、その数秒後方にアルピーヌが追走し、さらにその数秒うしろで2台のプジョーが続く形となる。
第2スティントでトヨタの2台が順位を入れ替えて、レースは8号車先頭で後半戦に突入していく。プジョーは94号車がリヤカウルの白煙を吹いたり、93号車がピットで修復作業に入ったりとペースがなかなか上がらない。
結局、レースは大きな波乱やアクシデントもなく、終盤はトヨタ2台がリードを広げ、8号車がトップでゴール。7号車は8号車から1分8秒遅れの2位フィニッシュ、36号車アルピーヌが2周遅れで3位チェッカーを受けた。
プジョーは93号車がトップから7周遅れの総合4位。94号車はペナルティストップもあって総合20位でレースを終えた。
この結果、ドライバーズタイトル争いは、トヨタ8号車の3人とアルピーヌ36号車の3人が同点で並び、最終戦バーレーン8時間(11月10日〜12日)を迎えることとなった。
■2022年WEC第5戦富士6時間 決勝結果
優勝 8 TOYOTA GAZOO Racing/トヨタ GR010 ハイブリッド 232周
2位 7 TOYOTA GAZOO Racing/トヨタ GR010 ハイブリッド+1:08.382
3位 36 アルピーヌ・エルフ/アルピーヌ A480-ギブソン +2周
4位 93 プジョー・トタル・エナジーズ/プジョー9X8 +7周
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20位 94 プジョー・トタル・エナジーズ/プジョー9X8 +15周
■2022年WECハイパーカークラス マニュファクチャラーズランキング
1位 トヨタ147
2位 アルピーヌ121
3位 グリッケンハウス70
4位 プジョー24
■2022年WECハイパーカークラス ドライバーズランキング
1位 セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮(トヨタ)121
1位 アンドレ・ネグラオ/ニコラス・ラピエール/マシュー・バキシビエール(アルピーヌ)121
3位 マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス(トヨタ)95