随所にDSブランドらしいこだわりが見える
現行DS3 クロスバックは、3ドアハッチバックのDS3の後継車として日本市場には2019年に登場したBセグメントのコンパクトSUVモデル。今回そのDS3 クロスバックがファッショナブルに進化し、再び「DS3」として登場した。
![画像: 新型「DS3」専用の3層塗装ボディカラー、ラッカードグレー(左)、ディーバレッド。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2022/10/04/a88ee128bf73274c90b62ee68605d9f816c6ec68_xlarge.jpg)
新型「DS3」専用の3層塗装ボディカラー、ラッカードグレー(左)、ディーバレッド。
新型「DS3」には最新のDSのデザインコンセプトが盛り込まれ、グリルはグロスブラックまたはクロームメッキのダイヤモンドチップ仕上げ、ダイナミックなデザインのLEDヘッドランプが標準装備されている。オプションで高い快適性と安全性を実現するインテリジェント制御のDS MATRIX LED VISIONも用意される。また、ドアハンドルが前衛的なタッチのフラッシュフィッティングタイプとなるのも特徴的と言えるだろう。
細部へのこだわりは、グリルとボンネットに配置されたバッジの仕上げや、新しいデザインの17インチと18インチのホイールにも見受けられる。
ボディカラーはクリスタルパール、プラチナグレー、アーテンスグレー、ペルラ ネラブラック、ビアンカホワイトなど7色を設定。とくに新型「DS3」のために取り組んできた深みのある赤の「Diva Red」、ツートーンのオプションバラエティは注目を集めそうだ。
インテリアも凝っていて、レザー、アルカンターラ、ステッチ、エンボス加工を施したインサートなどのディテールは、さすがDSという仕上がりとなっている。
電気モーター、バッテリー、リダクションギアまで改良
パワートレーンは、100psの直3ターボPureTech100(6速MT)と130psの直3ターボPureTech130(8速AT)の2つのガソリンエンジンのほか、電気モーターとディーゼルエンジンから選択できる。
![画像: ブラックストリップで縁取られたリアコンビライト、ブラック仕上げの「DS Automobiles」バッジは精悍なイメージ。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2022/10/04/b200ced385ad849b05944e2758cdc285d77d373d_xlarge.jpg)
ブラックストリップで縁取られたリアコンビライト、ブラック仕上げの「DS Automobiles」バッジは精悍なイメージ。
100%電気のE-TENSEのユニットは、フォーミュラEで得た経験を活かして新たに開発されたもので、115kW (155hp)の出力と260Nmのトルクを提供する新しい電気モーター 、54kWhのバッテリー、新しいリダクションギアを備えている。またこのE-TENSEモデルには、幅の狭い新開発のタイヤ&ホイールも装着される。
このほか、10.3インチの高解像度中央スクリーンを介して利用できる新しいインフォテインメントシステム、レベル2の半自動運転を提供するDS DRIVE ASSIST、新しいコネクテッド サービスなど、技術的にも注目されるところが多い。
フランスの高級ブランドの影響を受けたというDSオートモビルズの最新作が、パリファッションウイークでワールドプレミアされたのはなんとも象徴的だ。
![画像: パリファッションウイークとともにお披露目された新型「DS3」。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2022/10/04/85e0035cb5301a86c98045cd165147a9d8ce44d5.jpeg)
パリファッションウイークとともにお披露目された新型「DS3」。