2022年10月7日、いよいよF1第18戦日本GPが鈴鹿サーキットで開幕。日本GPは新型コロナウイルスの影響で2年連続中止となっていて、3年ぶりの開催となる。それだけに待ちに待ったグランプリだが、今年はレッドブルのマックス・フェルスタッペンがここでチャンピオンを決める可能性が濃厚であること、ホンダが冠スポンサーを担当すること、さらに角田裕毅(アルファタウリ)が日本人F1ドライバーとしての凱旋グランプリとなることなど、とくにみどころが多い。なお観戦チケットは完売、金曜日1日券のみローソン・ミニストップなどでの前売および当日販売がある。土曜日と日曜日の当日券はない。

単純な超高速コースではない、タフでチャレンジングなコース

では、日本GPの舞台となる鈴鹿サーキットはどんなコースだろうか。

鈴鹿サーキットは、F1での平均速度が211km/hと高く、1周のうち66%がフルスロットルになると言われる高速コース。100km/h以下で通過するものはヘアピンのみで、ストレート部分は少ないが300km/hで通過するコーナー「130R」もあるなど単純な高速コースではなく、「走っていて楽しいサーキット」とドライバーからの人気も高い。最高速は1コーナー手前ではなく最終シケイン入り口で計測される。

マシンバランスが問われるS字、特に難しいと言われる複合コーナーのデグナー、タイヤに負担がかかるスプーン、超高速コーナーの130Rなど、名物コーナーは数多い。コース幅が狭くオーバーテイクは簡単ではないが、1コーナー、ヘアピン、シケインなどでオーバーテイクが見られる。

降雨の可能性が高いのも特徴で、2019年は土曜日のスケジュールが台風の影響でキャンセルとなっている。

画像: 鈴鹿サーキットのコース図。全長5807mの中に、性格の異なる18のコーナーを配置、総合力が問われる高速コースとなっている。

鈴鹿サーキットのコース図。全長5807mの中に、性格の異なる18のコーナーを配置、総合力が問われる高速コースとなっている。

タイヤを供給するピレリは、日本GP開幕にあたって「鈴鹿サーキットは世界的にも珍しい8の字レイアウトですが、これは左右のタイヤに均等にバランスよく負荷がかかることを意味します。ただし、コースはタフでタイヤに大きな負荷がかかりますし、鈴鹿のアスファルトは摩耗性が高く、タイヤはラップをとおして大きなG荷重にさらされているので、最も硬いコンパウンド、 ハード=C1 、ミディアム=C2 、ソフト=C3を設定しました。これは3年前のセットと同じですが、新しい18インチタイヤとなりますので、同じとは言えません。前回はメルセデスのボッタスがソフト→ミディアム→ソフトの2ストップ、前々回はメルセデスのハミルトンがソフト→ミディアムの1ストップで優勝しています」と分析している。

画像: タイヤを供給するピレリが公開した日本GPの分析データ。

タイヤを供給するピレリが公開した日本GPの分析データ。

さて2022年はどんなレースとなるのか。F1第18戦日本GPは、10月7日金曜日12時からのフリー走行1回目で開幕、予選は10月8日15時、決勝は10月9日14時に開始される

2022年F1第18戦日本GP タイムスケジュール

フリー走行1回目:10月7日12時〜13時
フリー走行2回目:10月7日15時〜16時30分
フリー走行3回目:10月8日12時〜13時
予選:10月8日15時〜16時
決勝(53周):10月9日14時〜

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