2022年10月13日(現地時間)、ベントレーは英国チェスシャー州クルーにある工場跡地の一部を、過去103年間のベントレーの歴史の中で最も重要なモデルを展示するための施設「ヘリテージガレージ」として再利用する。

42台のヘリテージコレクションでベントレーの系譜を展示

画像: ヘリテージガレージには、42台の貴重なコレクションを展示する。

ヘリテージガレージには、42台の貴重なコレクションを展示する。

このヘリテージガレージは、CW1 ハウスにある既存のベントレーの系譜の展示を補完するもので、42台のヘリテージコレクションを展示する。ヘリテージガレージには、現在1919年以降に製造された22台のコレクションが展示されるが、最終的にはクルーで製造された1946年以降の車両に焦点を当てる予定だ。この新しい施設によって、ヘリテージコレクションのすべての車両が、初めてベントレーの敷地内に保管されることになる。

展示車両はすべて動態保存され、ここを訪れるゲスト、VIP、メディア関係者を問わず開放される。2023年の夏までには、コレクションは3つのエリアに分かれる予定だ。重要なクリックルウッドのモデル(1919〜31年)とダービー時代のモデル(1931〜39年)は近日完成予定のCW1ハウスの展示室に展示され、クルーで製造されたモデルはヘリテージガレージに置かれる予定だ。一方、コレクションのうち8台のモータースポーツカー(ル・マンのスピード8、アイス スピード レコード、パイクスピーク・カー、GT3レーサーを含む)は、別の展示になる予定だ。

画像: 比較的新しい時代のベントレー車も展示されている。

比較的新しい時代のベントレー車も展示されている。

ヘリテージガレージは、1930年代に建てられたレンガ造りの工場内にあり、以前は「プロジェクト フォーラム」として、2003年のコンチネンタルGTなどのモデルが企画・開発された場所だった。明るく開放的なこの場所は工場の中心で、工場内を歩くと目に触れる場所である。また、ガレージはベントレーの美しいビンテージカーに囲まれたイベントスペースとして、社外向けプレゼンテーションや社内のブリーフィングに利用されている。

ベントレーが「ビヨンド100」戦略の変革の旅を続ける中で、今日のベントレーがどこから来たのかを明確に示すヘリテージコレクションは、重要な役割を担っている。また、ヘリテージコレクションの車両は、ペブルビーチからミッレミリアまで、世界中の主要なイベントにも展示・参加している。

ヘリテージコレクションには、W.O.ベントレーが2番目に製造した世界でもっとも古いベントレー「EXP2」から、1929年式のスピードシックス、1938年式の4 1/2(4.5)L エンビリコス、1952年式のタイプRコンチネンタル、1984年式のコンチネンタル A445 YGJ、2003年式のコンチネンタルGT、そして2016年式のベンテイガなど42台が展示される。

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