ハイウエイ ドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は、東名高速・日本坂PA(上り)のグルメを紹介しよう。

リニューアルで登場した街の味

画像: 日本坂PA(上り)の「100時間カレー」で提供される「とろとろ卵のオムカツカレー」(1090円)。

日本坂PA(上り)の「100時間カレー」で提供される「とろとろ卵のオムカツカレー」(1090円)。

魚で有名な焼津にある日本坂PA(上り)ですが、2022年1月にリニューアルを行い、新店舗が登場しました。それが「100時間カレー」です。なんと、こちらはカレーの街である東京・神田で開催される「神田カレーグランプリ」で、2014年と2016年の二度にわたって優勝したというお店。つまり、街の味ですね。お店の名前にもあるように、たっぷりの野菜や果物、お肉を煮込んで、100時間もかけてカレールーを作っているのが特徴です。

お魚の街・焼津でも、たまには街の味もいただきたいと思うのは当然のこと。リニューアル後にオープンした「100時間カレー」は、日本坂PA(上り)でも大人気になっているとか。

そんな日本坂PA(上り)の「100時間カレー」で看板メニューとなるのが「とろとろ卵のオムカツカレー」(1090円)です。バターライスの上に、オムレツのようなとろとろの卵と大きなチキンカツを載せ、100時間かけて作ったカレールーがかかっています。これはつまり、親子丼のカレー版ともいえますね。

まずは、味の基本となるカレールーから。ドロドロとしたルーには、具材を見つけ出すことはできません。すっかり溶けてしまっているようです。ペロリと味を確かめると、辛さは相当にマイルド。そのかわり、具材の旨味、甘み、コク、苦みを強く感じることができます。辛いのが好きな方は、別に用意された「ジャワの素」という辛味をプラスするようです。これも味見してみましたが、かなり酸っぱくて辛い。まずは、少しずつ味を確かめながら加えていくことをお勧めします。

とはいえ、旨味を凝縮したカレールー、とろとろ卵の甘みのコンビネーションが生み出す味の深みは、さすがグランプリ!と絶賛すべきおいしさ。サクサクのチキンカツのあっさりした味わいとバターライスのプレーンさが、カレールーのおいしさを引き立たせています。これはリピーターが増えているのも納得。東京のカレー激戦区を勝ち抜いた確かな味といえるでしょう。

焼津の海の味と、カレーという街の味。そのふたつが味わえるのが日本坂PA(上り)。何度でも味わいたいグルメではないでしょうか。(文と写真:鈴木ケンイチ)

東名高速・日本坂PA(上り)

●営業時間
「食い処 花沢亭」:7時半~20時
「100時間カレー」:7時~20時
 ※コロナ禍の影響により、営業時間が変更になる場合があります。

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