「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、バリエーションを拡大した日産 エルグランドだ。

2列シートで広大なリアシートスペースを実現

画像: オットマン付きの電動パワーシートには、読書灯も設置されている。本革シートの色は、写真の白以外に黒も選択可能。

オットマン付きの電動パワーシートには、読書灯も設置されている。本革シートの色は、写真の白以外に黒も選択可能。

VIPにくつろぎのスペースを提供するために、ただでさえ広いエルグランドの室内をフルに活かすべく、シートを2列にして4人乗り仕様にしたのが、この「VIP」だ。通常の3列目あたりまで2列目シートを下げられるから、ニースペースは十分以上に広い。

高品質な白または黒の本革で仕立てられたリアシートはオットマン付き電動アジャスト。シートベルトは、本来は3列目用のアンカーを利用しており、通常の2列目ショルダーアンカーの部分にはアシストストラップが備わる。

1列目との間はキャビネットで仕切られており、そこには保温冷庫やマガジンラックをビルトイン。ここにはLEDのダウンライトも仕込まれていて、ナイトドライブでは間接照明による光の演出も楽しめる。もちろんシートの脇には読書灯も備わっており11インチ大型ワイドモニターによる後席エンターテインメントシステムも標準装備だ。

また、助手席側にはオートスライドドアに連動して昇降するサイドステップが標準装備されている。奥行きが150mmあるので、VIPの乗降時の安全確保に有効なことは間違いない。各部にLEDが仕込まれていて暗い中でも乗り降りしやすいし、見た目もオシャレだ。

特別に設えられたクルマの割りには、車両価格は577万5000円からと意外と控えめで、ニーズも月販30台前後というから侮れない。たしかにクルマで移動する機会が多いVIPにとっては、セダンより広い空間を独占できる、このエルグランド VIPのほうが遙かに快適かもしれない。

画像: 格納式のサイドステップが備わる以外は、ノーマルのエルグランドの外観とほとんど変わらない。

格納式のサイドステップが備わる以外は、ノーマルのエルグランドの外観とほとんど変わらない。

日産 エルグランド ライダー ハイパフォーマンススペック ブラックライン 主要諸元

●全長×全幅×全高:4980×1850×1810mm
●ホイールベース:3000mm
●車両重量:2090kg
●エンジン:V6 DOHC
●総排気量:3498cc
●最高出力:221kW(300ps)/6400rpm
●最大トルク:361Nm(36.8kgm)/4400rpm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:プレミアム・73L
●JC08モード燃費:12.4km/L
●タイヤサイズ:245/45R19
●当時の車両価格(税込):554万4000円

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