カーリースのもらえるプランについて知りたい方必見です!カーリースは返却が基本ですが、最終的に自分のクルマにできるプランが用意されています。もらえるプランの魅力は、カーリースならではの制約に縛られないことですが、利用方法を選ばないと損することもあるでしょう。ここでは、もらえるプランを提供しているおすすめカーリースと利用方法について詳しくお伝えします。
カーリースは自分のモノのようにクルマを利用できるサービスですが、基本的には契約満了時に返却が必要です。その際、クルマに不具合があると、清算が必要となるほか最初に決めた残価を下回る場合は、残価清算も発生します。
ここはどうしてもユーザーが不利に感じてしまう部分になりますので、より多くの顧客を獲得するために残価清算をなくし、しかも契約満了時に返却しなくてよい(もらえる)カーリースを提供する事業者も増えてきています。もらえるカーリースなら最後は必ずクルマがもらえるので、クルマの修理清算や残価清算も一切必要ありません。また、走行距離も制限なくリースカーを利用できるので、長距離移動が多い方にもうってつけのプランといえるでしょう。
ここでは、カーリースのもらえるプランのおすすめ業者を紹介し、利用するメリットや注意点をお伝えします。
→【当サイトおすすめNo.1!】MOTAのカーリースでクルマを選ぶ!
もらえる・返却不要なカーリースおすすめ5選!
カーリースは、リース会社からクルマを借りて使用するシステムなので、基本的には返却が必要です。しかし最近は、長期間利用するともらえるプランを用意しているカーリース業者も登場してきています。
もらえるプランを提供しているカーリース会社はいくつかありますが、中でもおすすめの会社を5つピックアップしました。お手頃価格で使えるカーリース会社も選んでいるので、ぜひリース会社選びの参考にしてください。
【もらえるプランがある、おすすめカーリース5選】
- ①MOTA
- ②カーコンカーリース
- ③ニコノリ
- ④コスモMyカーリース
- ⑤定額カルモくん
①MOTA
選べるリース期間 | 新車:5・7・9年 中古車:3〜10年 |
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任意保険 | 別途契約が必要 |
扱うクルマ | 国産車全般 |
月額費用に含まれるサービス内容 | ・車両本体価格 ・新車登録時手数料 ・各種税金 ・自賠責保険料 ・ディーラーオプション選択可能 ・メーカーオプション選択可能 ・メンテナンスパック2種類に別途加入可能 |
ボーナス払い・頭金 | 対応 |
まず最初におすすめするのはMOTAカーリースです。
新車も中古車も用意しており、新車ではリース期間を5年、7年、11年の3タイプを用意。中古車の場合3〜車種によっては10年までと幅広い設定が可能で、今回紹介する他社と比べても短い期間設定が可能です(※ 中古車プランで最後にもらうには、場合はメンテナンスプランに要加入)。
さらに、走行距離制限もないほか、契約満了時に原状回復費用も発生しないのでカスタムも自由自在です。
車種も、国産全メーカーから好きな車種とグレードから自由に選べるほか、購入と同じようにメーカーオプションもディーラーオプションも付けられます。
中古車を選んだとしても、走行5万km以内、年式5年以内のクルマと、程度のいいクルマのみラインナップされているのも安心ポイントです。
費用も低価格帯で、ユーザーにも優しい価格設定です。迷ったらまずはMOTAカーリースでクルマを見てみてはいかがでしょうか?
②カーコンカーリース
選べるリース期間 | 7・9・11年 |
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任意保険 | 別途契約が必要 |
扱うクルマ | 国産車全般、輸入車もあり |
月額費用に含まれるサービス内容 | ・車両本体価格 ・新車登録時手数料 ・各種税金 ・自賠責保険料 ・ディーラーオプション選択可能 ・メーカーオプション選択可能 ・アクセサリーパックとメンテナンスパックが含まれたもらえるプラン特選車あり |
ボーナス払い・頭金 | 対応 |
カーコンカーリースは、もらえるプランとのりかえプランの2種類を用意しており、もらえるプランは、「もらえるプラン7」「もらえるプラン9」「もらえるプラン11」そして7年リース限定の「もらえるプラン特選車」の4種類のプランから選べます。
大きな違いはリース期間で、それぞれ7年、9年、11年のリース契約になっています。もちろん契約年数が少ないと月額利用料は高くなりますが、どのプランもボーナス加算額を増減できるので、月額利用料をライフプランに合わせて調整も可能です。
さらに中古車なら国産車だけでなく輸入車のリースカーを数多く用意しているのが特徴で、しかも残価設定0円なのでクルマは必ずもらえます。もちろん中古車なのでクルマの状態が気になりますが、カーコンカーリースは安心保証を国産中古車、輸入中古車ともに1年間つけているほか、輸入車は最長3年間指定部品修理と交換サービス、さらにロードサービスまで付帯します。
③ニコノリ
選べるリース期間 | 9年 |
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任意保険 | 別途契約が必要 |
扱うクルマ | 国産車全般 |
月額費用に含まれるサービス内容 | ・車両本体価格 ・新車登録時手数料 ・各種税金 ・自賠責保険料 ・ディーラーオプション選択可能 ・メーカーオプション選択可能 ・ガソリン5円/L引きサービス ・エンジンオイル交換、ウォッシャー液無料補充、バッテリー液無料補充、クーラント液無料補充 ・2種類のメンテナンスパックに別途加入可能 |
ボーナス払い・頭金 | 対応 |
ニコノリでは、新車をもらえるサービスとして、国産メーカー8社から好きな新車を選べます。プランは、もらえるプラン9年を用意しており、契約満了後は残価設定0円なので必ず車がもらえます。
ニコノリのもらえるプランでは、リース期間中の車検と税金が月額に含まれるほか、オイル交換、ウォッシャー液、クーラント液、バッテリー液の補充もずっと無料です。さらにガソリン代が1Lあたり5円引きで利用できるので、契約期間中の燃料費の負担が軽減されます。
このほか、中古車リースも維持費がすべてコミコミの7年リースを用意して最後はもらえるため、月額利用料を抑えて自分のクルマにしたい方に向いているでしょう。
④コスモMyカーリース
選べるリース期間 | 9年 |
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任意保険 | 別途契約が必要 |
扱うクルマ | 国産車全般 |
月額費用に含まれるサービス内容 | ・車両本体価格 ・新車登録時手数料 ・各種税金 ・自賠責保険料 ・ディーラーオプション選択可能 ・メーカーオプション選択可能 ・3種類のメンテナンスパックから選べる |
ボーナス払い・頭金 | 対応 |
コスモMyカーリースでは、9年リースのみもらえるプランになります。店舗のみの受付なので、コスモMyカーリース取扱店での申し込みに限定されます。
もらえるプランも国産全メーカー、全グレードから選べるほか、契約後にクルマについて困ったことがあれば近くのコスモステーションのコスモMyカーリース取扱店舗で相談できます。さらにコスモステーションでは、ガソリン代がリース期間中ずっと1Lあたり最大5円引きになります。
⑤定額カルモくん
選べるリース期間 | 新車:7年 中古車:3〜9年 |
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任意保険 | 別途契約が必要 |
扱うクルマ | 国産車全般 |
月額費用に含まれるサービス内容 | ・車両本体価格 ・新車登録時手数料 ・各種税金 ・自賠責保険料 ・ディーラーオプション選択可能 ・メーカーオプション選択可能 ・メンテナンスプランをオプションで追加可能 |
ボーナス払い・頭金 | 対応なし |
定額カルモくんでは、7年リース契約を対象にもらえるオプションを用意しています。条件は、契約時に7年以上の契約をすれば、500円を毎月の利用料に追加するだけで、契約満了後は必ずクルマがもらえます。
定額カルモくんは、残価清算がないカーリースなので、契約満了時に追加清算無しにクルマがもらえます。ただし契約途中でもらえるプランに加入できないので、リース車をもらいたいなら契約するときに申し出る必要があります。
定額カルモくんは、中古車リースも行っていますが、こちらはメンテナンスプランに加入すれば必ずもらえます。さらに契約期間は3年から9年の間で選べるので、中古車リースなら短いリース期間でクルマを自分のものにできるでしょう。
最後にもらえる・返却不要のカーリースの主なメリット6つ
従来からカーリースは返却が基本とされており、また、あくまでも借り物であるので返却時には原状回復が前提とされていました。これがユーザーにとっては負担になりうる点であり、不安を覚える点でもあったでしょう。
一方、返却不要のカーリースがサービスとして広がり始め、これらのデメリットが軽減され始めました。付随して以下のような点も、返却不要のカーリースを利用するメリットとなります。
- ①契約満了に原状回復費用が発生しない
- ②走行距離制限を気にしなくてよい
- ③カスタムが比較的自由
- ④月額利用料が抑えられる
- ⑤まとまった費用を捻出せずにマイカーを持てる
- ⑥長く乗るとクルマに慣れるので安心できる
①契約満了に原状回復費用が発生しない
カーリースは、借りているクルマなので返却時は借りた時と同じ状態で返却しなければなりません。そのため、故障や破損があると、契約満了時に原状回復費用を請求され、思わぬ高額な出費に悩まされることも少なくないでしょう。それがもらえるカーリースなら、契約満了時は自分のクルマになるので、故障も破損も問題になりません。
原状回復費用が必要になる理由は、残価設定されているからで、故障や破損があると契約時に設定した残価を維持できないからです。それがもらえるカーリースなら残価設定がないので、残価を維持する必要がありません。よって原状回復費用の必要はなく、契約満了時に大きな出費が発生する恐れはありません。
②走行距離制限を気にしなくてよい
カーリースは、返却時の状態を著しく損なわないよう、月や年単位で走行距離制限が設けられていることが一般的です(ないサービスもあります)。
しかし、もらえるプランは返却を考える必要がないので、走行距離制限はありません。
マイカーとしてクルマを所有する場合、好きな場所に好きなだけ走りたいと考える方が多いでしょう。しかし、基本的にカーリースは1月あたりの走行距離が決まっているので、自由に走り回ると決められた走行距離を上回る恐れがあります。
それでは、カーリースがマイカーのように利用できるといっても魅力は半減してしまいますが、もらえるカーリースなら本当に自分のクルマのように走行距離を気にすることなく走行可能です。
③カスタムが比較的自由
クルマを所有する場合、自分好みにドレスアップなどのカスタムをしたい方は多いでしょう。しかしカーリースでは、基本的にカスタムは不可なので、クルマを好きなようにドレスアップできません。それがもらえるカーリースなら、ドレスアップなどのカスタムが自由なので、クルマ好きでも納得できるカーリースです。
ドレスカップパーツは、自動車メーカーでも用意するほど人気のカスタムになっているので、個性をクルマに反映させたオーナーは多くいることがわかります。もちろん、メーカー純正のドレスアップパーツであればどんなカーリースでも問題ありません。
ただし、メーカー純正では納得できないのもクルマ好きの特徴の一つなので、どうしても社外パーツでドレスアップしたいと考えるでしょう。そんな方には、社外パーツも好きに取り付けできるもらえるプランが向いています。
④月額利用料が抑えられる
カーリースの月額利用料は車両価格にも影響されますが、契約期間によっても大きく変わります。契約期間を長くすれば月額利用料が抑えられますが、もらえるプランは、長期契約を前提としているところが多いですから、自然と月額利用料も抑えられる傾向にあります。
長期契約は、とにかく月額利用料が安いので、毎月の生活を圧迫することなく憧れのクルマに乗れます。しかも最後はクルマがもらえるので、契約者の負担が少なく好きなクルマを手に入れられる良い方法でしょう。
長期契約になると、クルマの耐久性などを心配する方もいますが、現在国内のクルマの平均使用年数は、平均13年以上という結果が一般財団法人自動車検査登録情報協会の2022年度の統計データで出ています(参考:一般財団法人自動車検査登録情報協会)。
つまり、クルマを長期間利用することは今は当たり前になっているので、長く利用して月額利用料を抑えて自分のクルマにすることが賢い選択の一つといえます。
⑤まとまった費用を捻出せずにマイカーを持てる
マイカーの購入では初期費用として頭金を求められることが多いですが、カーリースであればまとまった費用が必要ありません。さらにクルマを所有すると維持費が付きまといますから、クルマを手に入れた後も費用捻出が大変です。それがカーリースであれば、契約期間中は維持費の心配がなく、最後はもらえるのでマイカーローンより負担なく車を手にできます。
クルマを購入するとき、頭金なしでフルローンでの購入も可能ですが、その場合の月の支払額はかなり大きくなってしまうでしょう。
しかし長期カーリースのもらえるプランであれば、7年から11年という長いスパンでの利用なので、月の負担がマイカーローンより抑えられます。さらに、月額利用料には年に1回の自動車税や2年に1回の車検費用も含まれるので、所有期間中にまとまった資金を用意する心配がありません。
⑥長く乗るとクルマに慣れるので安心できる
もらえるプランを利用すると、7年以上の長期契約がほとんどなので、リースカーに慣れ親しんでいることでしょう。クルマは長く乗れば運転にも慣れて手足のように操れるため不安なく運転ができます。つまり長期契約のもらえるカーリースであればクルマに慣れて安心ドライブが可能です。
初めてのクルマは、誰もが運転に慣れるまで時間がかかりますから、短期間でクルマを乗り換える短期カーリースでは、クルマに慣れる前に違うクルマになってしまいますから、いつも緊張した運転を強いられます。
もちろん、運転はある程度緊張は必要ですが、慣れたクルマを運転するのと、慣れないクルマの運転では緊張の度合いも異なりますから、長期契約のもらえるカーリスなら運転に慣れるので安心です。
最後にもらえる・返却不要のカーリースの契約前に注意すべきこと
カーリースのもらえるプランは、どのカーリース会社でもプラン内容は同じではありません。多くのユーザーが利用しやすいように、それぞれのカーリース会社で工夫をしているので、もらえるカーリースを選ぶ場合は、以下の5つの内容を注意してから契約しましょう。
- ①利用料総額が高くないか
- ②クルマをもらうときに手数料が発生しないか
- ③乗りたいクルマでもらえるプランに契約できるか
- ④契約年数が自分のプランに合っているか
- ⑤故障した場合の修理費用負担がないか
①利用料総額が高くないか
カーリースはもらえるプランにすると、月額利用料は抑えられますが、長く支払い続けることで支払総額が予想以上に高くなる場合もあるので注意が必要です。
月額利用料は、車両本体価格を利用月数で割って、さらに諸費用や維持費を含めていますから単に車両本体価格を利用月数で割った金額と比較しても意味がありません。しかし、利用する年数でかかる自動車税や保険料、メンテナンス料はある程度計算できるので、事前にそれらを含めて総額を試算します。
そこで、月額利用料を契約月数でかけた総額と、車両本体価格と諸費用、そして維持費を合わせた金額より月額利用料の総合計がかなり高くなるようなら契約は少し待ったほうが良いでしょう。もちろん、どの程度高くなったら、高すぎという指標はありません。あまでも契約者の感覚にゆだねられるので、計算して高いと感じたら契約しないほうが安心です。
②クルマをもらうときに手数料が発生しないか
カーリースをもらう場合、もらえるプランで契約していると一切費用が掛からずもらえると思うかもしれません。しかしリースカーの名義はリース会社になっているので、名義変更にかかる費用を請求される場合があるのであらかじめ確認しておきましょう。
もらえるカーリースの場合、確かに契約満了すれば支払いをすべて終えているのでクルマを自分のものにできます。しかし、クルマは書類とセットになった商品なので、クルマをもらうには書類手続きが必要です。
書類手続きは、普通自動車と軽自動車で用意する書類は異なりますが、自分で手続きしても費用が掛かります。その内訳としては印鑑証明書の取得と移転登録手数料なので、クルマの保管場所を変更しない場合は、かなり安く済むでしょう。
しかし、クルマの保管場所が変更になり、さらにナンバープレートも変更する場合はその費用がプラスされるので、4,000円から5,000円程度の事務手続き費用が掛かります。さらに、普通車の場合は新車から6年までは、環境性能割の税金がかかる場合がありますから、6年以下のもらえるプランは、環境性能割の心配も必要です。
これらの費用は、月額リース料に含めているなら契約満了時に請求されることはありません。しかし、名義変更をリース会社主導で行っている場合でも、名義変更費用を代行手数料として数万円請求するケースもあるので契約時に確認しましょう。
③乗りたいクルマでもらえるプランに契約できるか
カーリース会社のほとんどは、国産車であればすべて取り揃えている場合がほとんどですが、リース会社によっては、車種限定でもらえるプランにしているので確認が必要です。
最終的に、自分のクルマとして利用できるもらえるプランは、ほしいクルマをお得にリースして最後は自分のクルマになるので利用しがいがあります。
しかし、用意されているリースカーに、最初から特定のメーカーが含まれていなかったり、高級車が除外されている場合もあります。その反面、国産車であればすべてのメーカーのすべての車種をもらえるプラン対象にしているカーリース会社もあるので、リース会社を選ぶ場合は、全ての車種が対象になっているかあらかじめ確認すると契約がスムーズです。
④契約年数が自分のプランに合っているか
カーリース契約している期間は、使用していなくても毎月定額を払い続ける必要がありますから、ライフプランに照らし合わせ、クルマの使用を決めている期間とカーリース期間が合っているか確認します。
生活のなかでは、クルマを常に利用したい場合と一定の期間だけ利用したい場合、そして、急にクルマの利用が必要となる場合の3つのシチュエーションが起きるでしょう。長期カーリースのもらえるプランで問題がないのは、常にクルマを利用したい場合ですが、それ以外でクルマの利用を考える場合は、クルマの利用したい期間と契約期間のバランスがポイントです。
カーリースは、一旦契約すると途中解約が基本不可ですから、ライフプランの変更が契約期間に影響しないか注意しましょう。
⑤故障した場合の修理費用負担がないか
クルマは機械の集合体なので、使用していれば故障も発生します。中でも走行に支障がある故障は、修理しなければ利用を続けられません。そこでリース期間中の修理費用がどういった対応になるか確認しておきます。
カーリースは、もらえるプランでもクルマの所有権はリース会社にあるので、故障したらリース会社に連絡して指示を仰ぐのが基本です。しかも修理を依頼する工場も各リース会社で指定工場を決めているので、自分で修理するとペナルティが発生する場合もあるので注意しましょう。
そして、万が一修理が必要になった場合の費用ですが、カーリースにはメンテナンスをすべて含めたメンテナンスリースと、税金や自賠責保険などしか含まれないファイナンスリースに分かれます。メンテナンスリースであれば、故障の修理もリース会社で費用を賄う場合が多いですが、ファイナンスリースでは修理費用を契約者が負担します。
ただし、カーリースには多くのプランが用意され、所有した後に契約者の負担がないようにすべてのメンテナンスをパックにしたプランも用意されているので、契約前に修理費用の支払う義務が誰なのか確認しましょう。
さらに、事故などでクルマを破損させても実費になるため、カーリースでは自動車保険の加入を勧めています。特に利用期間が長くなるほど、事故にあうリスクは高くなるので、自動車保険への加入も忘れないようにすると安心です。
カーリースなのにもらえる仕組み
カーリースは、クルマを借りるサービスなので本来返却が基本であり、もらえるプランはありませんでした。しかし、個人利用が増えてきた今、カーリースももらえる仕組みを導入するリース会社が増えています。本来返却が基本のカーリースがもらえる仕組みにできたのは、以下の2つの理由からです。
- ①最初から残価設定0円にしているから
- ②月額利用料に残価分が上乗せされている
①最初から残価設定0円にしているから
カーリースは、一般的に残価を設定していますが、もらえるカーリースは残価設定を0円にしています。これは、契約満了時までにクルマの価値分をすべてリース料として支払っているため、最終的に契約者がもらえることになります。ただし、場合によっては名義変更手数料を請求される場合もあります。
残価設定をわかりやすく説明すると、買取時の買取価格のことです。つまり、契約満了時のクルマの価値が残価設定なので、これを0円に設定しているということは、リース料金の総支払額の中に車両代金がすべて含まれていることになります。
そのため、もらえることは得したように感じますが、実際は車両代金をすべて支払っているので、ローンで購入したことと、ある意味同じといってよいでしょう。
②月額利用料に残価分が上乗せされている
契約満了時に本来クルマを返却するわけですが、その時に買取もできるプランがあります。最終的に残価を一括清算では契約者の負担が大きいので、あらかじめ残価を月額利用料に上乗せして、もらえるプランにしています。
残価は、契約時に月額利用料を少なくできるシステムですが、中には契約満了時に買取したい方もいます。しかし、残価清算はクルマによっては車両価格の半額残っている場合もあり、それを一括払いするには負担が大きすぎます。そこで、残価をあらかじめ月額で清算する方式を取れば、契約者の負担少なく最後にクルマがもらえる仕組みです。
つまりこの方法の場合、残価清算なしと表向き謳っていても、実際は毎月残価清算しています。ただし、最後はもらえる仕組みにしているので、契約満了時に大きな負担が契約者にない優しいプランといえます。このプランには、残価分を完全分割で支払う場合と、すべて一律の金額をプランとして用意している2通りがあります。
まとめ
カーリースでは、もらえるプランを用意しているリース会社が多く、走行距離制限がなくクルマも自由にカスタムできますから、本当の自分のクルマのように制約に縛られずにクルマの利用が可能です。
もらえるプランは、リース会社ごとで特徴あるプランでオーナーの利便性良くなるように工夫されています。まずはご自身のライフプランとカーリースプランを照らし合わせることから始めると、自分に合ったもらえるプランが見つけやすいでしょう。