トヨタのスポーツブランド「GR」。バリエーション豊富なGRスポーツにヤリス クロスが加わった。そのコンパクトSUVの走りをチェックした。(Motor Magazine2023年3月号より)

モーターの過渡特性最適化でアクセルレスポンスが向上

画像: 1.5L直3エンジンにモーターを組み合わせる。モーターは加減速のレスポンスを向上させている。

1.5L直3エンジンにモーターを組み合わせる。モーターは加減速のレスポンスを向上させている。

ヤリス クロスはヤリスをベースにしたBセグメントの都市型コンパクトSUVである。そのヤリスクロスにトヨタのサブブランドである「GR」のスポーツモデルとなる「ヤリスクロス GRスポーツ」がラインナップされた。ガソリン車とハイブリッド車が用意されるが、今回試乗したのはハイブリッドモデルだ。

搭載するパワートレーンは1.5L直列3気筒エンジンに、フロントにモーターを組み合わせ前輪を駆動する。エンジンはベース車と変わらないが、モーターは過渡特性が最適化され、アクセルレスポンスの向上、さらにはドライブシャフトのねじり剛性のアップが図られている。

ボディは、フロア下2カ所とロアバック1カ所にブレースが追加され、剛性がより高められている。またベース車よりも車高を10mmローダウンし、ファルケンFK 510 SUVスポーツタイヤを装着するとともに、ブッシュやコイルスプリング、ショックアブソーバー、電動パワーステアリングがスポーティな特性にチューニングされている。

高いボディ剛性と巧みな足のセッティング。操るのが楽しい

画像: 内装はブラックで専用本革巻きステアリングホイールや本革巻きシフトノブ、アルミペダルを装備する。

内装はブラックで専用本革巻きステアリングホイールや本革巻きシフトノブ、アルミペダルを装備する。

エクステリアはハニカムタイプの専用フロントグリルと専用フォグベゼル、専用リアバンパーロアカバー、赤く塗装されたブレーキキャリパーを装備する。

シートに座るとSUVらしく、高い着座位置で視界は良好。走り出しはスムーズで力強く加速していく。さらにアクセルペダルを踏み込むとエンジンが動きだす。3気筒エンジンながら車重1180kgとボディの軽さもあり、それほど不足は感じない。

コーナーでは足まわりのチューニングとボディ剛性のため、ロールも抑えられフラットな乗り味だ。ハンドリングもリニアに応答してくれ、運転することが楽しい。

ヤリス クロス GRスポーツは取り回しのよいサイズとハイブリッドによる燃費の良さ、軽快な走りにさらに磨きをかけた一台である。(文:Motor Magazine編集部 根本貴正/写真:井上雅行)

トヨタ ヤリス クロス GRスポーツ ハイブリッド主要諸元

●全長×全幅×全高:4185×1765×1580mm
●ホイールベース:2560mm
●車両重量:1180kg
●エンジン:直3 DOHC+モーター
●総排気量:1490cc
●最高出力:67kW(91ps)/5500rpm
●最大トルク:120Nm/3800-4800rpm
●モーター最高出力:59kW(80ps)
●モーター最大トルク:141Nm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:レギュラー ・36L
●WLTCモード燃費:25.0km/L
●タイヤサイズ:215/50R18
●車両価格(税込):275万円

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