品質感を向上し、安全装備も強化
ルークスは日産の軽スーパーハイトワゴンだ。初代は2009年にスズキ パレットの姉妹車として誕生し、2014年に発表された2代目は「デイズルークス」の名で三菱との共同開発車となる。現行型は2020年に登場した3代目で、車名はルークスに戻った。
2023年3月に予告されていたとおり、マイナーチェンジが行われたが、広い室内や便利で快適な使い勝手、安定感のある走行性能などはそのままに、安全装備をさらに充実させた。また、エクステリア、インテリアともに高級感のあるデザインをまとい、家族みんながより一層楽しめる軽スーパーハイトワゴンへと進化した。
まずエクステリアでは、フロントグリルに新時代のVモーションを採用し、現行車でも好評な「躍動感」と「高級感」に磨きをかけた。標準モデルのルークスは、ヘッドランプとグリルを一体化し、立体感を持たせることでフレッシュなデザインにしている。ハイウェイスターは、ワイドに進化した次世代のデジタルVモーションとバンパーを組み合わせ、より上質でモダンテックな存在感を演出している。
インテリアでは、インパネやドアトリム、シート地に新しい色彩を採用し、より統一感を感じられる上質な内装に仕立てた。中でも、ハイウェイスターGターボ、ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディションは、カシス色のアクセントステッチが印象的なレザー調インストパネルを配置し、洗練された上質なデザインを演出している。
好評のメーカーオプションをハイウェイスターに標準設定
安全装備では、後方視界が遮られるシーンや悪天候などでもクリアな視界を確保する「インテリジェント ルームミラー」を新採用(メーカーオプション)。LEDヘッドランプとディスプレイ付き自動防眩式ルームミラーを全車標準装備とするなど充実させている。
さらに、メーカーオプションとして好評の「快適パック」(プラズマクラスター技術搭載リアシーリングファン、パーソナルテーブル、カップホルダー、USBソケット、ロールサンシェード、撥水加工シート)をハイウェイスター系に標準装備。また、冬の運転を快適にする本革巻きのステアリングヒーターも用意した(寒冷地仕様)。
なお、ルークスのマイナーチェンジに伴い、フロントと車室内の2カメラ式の日産純正オリジナルドライブレコーダーも新規に販売を開始する。
主なグレードと車両価格は、標準モデルはS(2WD=FF)の163万7900円からXターボ(4WD)の203万6100円。ハイウェイスターはX(2WD)の194万400円からGターボ プロパイロットエディション(4WD)の231万6600円。トランスミッションは、いずれもエクストロニックCVTが組み合わされる。
また、日産モータースポーツ&カスタマイズが手がける特別仕様車「ハイウェイスター アーバンクロム」や、福祉車両「ライフケアビークル」シリーズも同様にマイナーチェンジされた。詳細は、同社のWebサイトを参照されたい。