2023年6月1日(英国現地時間)、ジャガー・ランドローバー(JLR)は「ハウス of ブランズ」を体現する組織へ移行する取り組みの一環として、新しいコーポレート アイデンティティを発表。JLRの各ブランド「レンジローバー」「ディフェンダー」「ディスカバリー」「ジャガー」独自のDNAを前面に押し出し、モダンラグジュアリーの誇り高きクリエイターになるという同社のビジョンの実現を推進することを目指す。

社名が「JLR」に変わるわけではない

画像: 「JLR」のアイデンティティの下に4つのブランドが展開し、ランドローバーはジャガー以外の3つのブランドを象徴する存在となる。

「JLR」のアイデンティティの下に4つのブランドが展開し、ランドローバーはジャガー以外の3つのブランドを象徴する存在となる。

このニュースが発表されて、「ジャガー・ランドローバーの社名が『JLR』に変更され、『ランドローバー』というブランドはなくなり、レンジローバー、ディフェンダー、ディスカバリー、そしてジャガーの4ブランドでの新たな展開となる」と思われた人が多いようだが、そうではない。ここで紹介している「JLR」のロゴは新しいコーポレート アイデンティティであり、登記上の社名は「ジャガー・ランドローバー」で変わりはない。したがって、日本法人も「ジャガー・ランドローバー・ジャパン」のままで変更されることはない。

JLR チーフ クリエイティブオフィサーである、プロフェッサー・ジェリー・マクガバン OBEによると、新しいJLRのアイデンティティは、カスタマーに明確なブランドイメージを提示し、JLRの4つの英国ブランドを統合する役割を果たすという。

新しいアイデンティティの制作には、創造的なプロセスが採用され、JLRの今後の方向性と野心を示すために、エレガンス、モダニティ、先進的なエッセンスに焦点が当てられた。下がっている「J」は、アイデンティティにエレガントな要素を付け加えることを目的にしており、よりシンプルになったエンブレムは、リファインメントとモダニティが次の段階へと進化したことを表している。

今後は、レンジローバー、ディフェンダー、ディスカバリー、そしてジャガーという各ブランドの独自のDNAを前面に押し出すためにも、曖昧さの回避やブランド名称の混同を避けるため、「ジャガー・ランドローバー」から「JLR」に呼称を統一し、新しいブランド アイデンティティを活用することで、モダンラグジュアリーの誇り高きクリエイターになる、という同社のビジョンの実現を推進することを目指していく。

また、4つのブランドに「ランドローバー」は含まれていないが、JLRではランドローバーのヘリテージマークは今後もブランドの不可欠な要素としている。つまり、レンジローバー、ディフェンダー、ディスカバリーの各ブランドを象徴する存在として、車両、Webサイト、ソーシャルメディア、そしてショールームなどで引き続き使用されていくという。

画像: 「ディスカバリー」とともに、JLRの新たなブランドとなる「ディフェンダー」。

「ディスカバリー」とともに、JLRの新たなブランドとなる「ディフェンダー」。

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