2023年6月12日(現地時間)、ポルシェは米国アトランタで開催されたオークションで、996型の911カレラをレストア&カスタマイズした「911クラシッククラブクーペ」が高額で落札されたと発表した。その衝撃の価格とは……。

レストアに2年半をかけた、ユニークな車両の落札価格はなんと!

画像: 996型をベースにレストア&カスタマイズを行ったポルシェ911クラシッククラブクーペ

996型をベースにレストア&カスタマイズを行ったポルシェ911クラシッククラブクーペ

1998年製の996型911カレラから、2年半かけて丹念にレストアされたというこのポルシェ911クラシッククラブクーペ。ポルシェの「ゾンターヴンシュ」プログラムの精神に基づき、広範囲にカスタマイズも行なわれたという。

今回のオークションは、ポルシェカーズノースアメリカの75周年記念式典の一環として、米国アトランタのポルシェエクスペリエンスセンターで開催された。

イベント期間中、ブロードアローオークションハウスには、合計75台の希少なポルシェが出品された。個人所有者から提供された収集品の中には、1964年の904カレラGTS、1984年の962、1980年の911SCサファリラリーが含まれていたという。

さて、冒頭のポルシェ911クラシッククラブクーペの落札価格は、なんと120万ドル!!

このニュースリリースが発表された6月12日時点での1ドルは約139円で、単純に日本円に換算すると1億6680万円となる。

シャシとブレーキもGT3のものを流用して搭載

画像: 1972年の911カレラRS2.7のダックテールスタイルの固定リアスポイラーを装着。

1972年の911カレラRS2.7のダックテールスタイルの固定リアスポイラーを装着。

ポルシェ911クラシッククラブクーペの特徴は、ライトグレーとブルーのアクセントが付いたスポーツグレーメタリック塗装、ダブルドームルーフ、フックスの5スポークホイール、および1972年の911カレラRS2.7のダックテールスタイルの固定リアスポイラーなどがある。

外装および内装の詳細は、PCA の特徴であるクラブブルーでカスタマイズ。スポーツシートのセンターパネルは、ドアパネルと同様に、ペピータパターンで複雑に織られたレザーで作られている。

この車両には996型911GT3のパワートレーンが搭載されており、水平対向6気筒3.6Lエンジンは280kW (381ps) を発生する。シャシとブレーキもGT3のものを流用して搭載している。

画像: シート中央とドアパネルにはPepita(ペピータ)と呼ばれるパターンで構成。

シート中央とドアパネルにはPepita(ペピータ)と呼ばれるパターンで構成。

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