房総で有名な赤くて辛い「担々麺」とは
フードコートにある、「ラーメン『なべとん』」で販売される「赤辛担々麺」（850円）。
房総で有名なラーメンといえば「勝浦タンタンメン」です。醤油ベースのスープに真っ赤なラー油が浮かぶ、パンチの効いたラーメンです。市原SA（上り）でも、10年ほど前のリニューアル時に現地の業者と契約して「勝浦タンタンメン」を提供していました。しかし、3年ほどで契約が終わった後は、独自のラーメンにすることを決定。市原SA（上り）オリジナルのラーメンを生み出したのです。それが「赤辛担々麺」（850円）。今では、すっかり市原SA（上り）の定番メニューとなった人気商品です。
こちらの特徴はスープ。ズズズといただけば、最初にゴマと豆乳の風味が鼻をくすぐり、その次に豚肉とチキンスープの旨味が舌に、そして最後に辛味がノドにやってきます。中太のストレート麺はモチモチ。アクセントはシャキシャキのネギ。辛味は少なくて、スープの癖もなく、とても食べやすいという印象でした。
ただし、食べ進むにつれ、だんだんと辛味が効いてきて、汗がジワジワと出てきます。このとっつきやすさと、それでいて食べるほどに辛みと旨味が楽しめる奥深さが、人気の理由ではないでしょうか。
暑い時期の夏バテ対策にはカツ丼がオススメですし、汗をたっぷりかく辛いラーメンもオツなもの。定番商品ならではの確かなおいしさが味わえる2品です。（文と写真：鈴木ケンイチ／取材協力：ネクセリア東日本）
市原SA（上り）のフードコート。たっぷりと外光の入る、和モダンなインテリアが特徴的。
館山自動車道・市原SA（上り）
●営業時間
丼・定食「釜炊ごはんの海山食堂」：11時～22時
ラーメン「なべとん」：24時間
※コロナ禍の影響により、営業時間が変更になる場合があります。
価格等は、2023年7月末時点のものとなります。
