理論上最速の戦略は2ストップだが、1ストップも可能か

画像: 昨年2022年のオランダGPのタイヤ戦略。バーチャルセーフティカーとセーフティカーの影響もあって、3ストップが勝利戦略となった。

昨年2022年のオランダGPのタイヤ戦略。バーチャルセーフティカーとセーフティカーの影響もあって、3ストップが勝利戦略となった。

昨年2022年のオランダGPでは、1ストップ戦略でレースを走り抜く奇襲作戦に出たメルセデス勢が優位に立ったが、残り12周でフェルスタッペンはソフトタイヤでミディアムのハミルトンをオーバーテイク、フェルスタッペンがバーチャルセーフティカーとセーフティカーが勝負の鍵を握る混乱のレースを制した。3つのコンパウンドすべてを使っての勝利だった。

フェルスタッペンが前年に続いてオランダGP2連覇を達成、シーズン10勝目でチャンピオン争いでも独走体制を築き上げることになった。

【参考】2022年F1第15戦オランダGP決勝 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)72周 
2位 63 G.ラッセル(メルセデス)+4.071s
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+10.929s
4位 44 L.ハミルトン(メルセデス) +13.016s
5位 11 S.ペレス(レッドブル)+18.168s
6位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー) +18.754s
7位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) +19.306s
8位 55 C.サインツ(フェラーリ)+20.916s
9位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー) +21.117s
10位 18 L.ストロール(アストンマーティン・メルセデス)+22.459s
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11位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・レッドブル)+27.009s
リタイア 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル )
ファステストラップ: 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)

アップダウンの連続×バンクではタイヤに大きなストレスが

タイヤを供給するピレリは、オランダGP開幕を前に「ザントフォールトサーキットは曲がりくねったトラックで、速くて狭いコーナー、大きな減速、厳しいアップダウンが続き、2つのコーナー (ターン3 とターン14)に設けられたバンクではタイヤに大きなストレスがかかります。このため供給するタイヤは最も硬い C1、C2、C3と昨年と同じになりますが、C1のコンパウンドが昨年のものよりも柔らかいものとなります。理論上、最速の戦略は2ストップですが、1ストップも可能と予想しています。昨年はほとんどのドライバーが3トストップとなりましたが、それはセーフティカーによるものでした」と分析している。

画像: オランダGP開幕を前に、ピレリが公表した分析データ。

オランダGP開幕を前に、ピレリが公表した分析データ。

さて2023年はどんなレースとなるのか。第14戦オランダGPは8月25日12時30分(日本時間19時30分)から始まるフリー走行で開幕する。

2023年F1第14戦オランダGP タイムスケジュール

フリー走行1回目:8月25日12時30分〜13時30分(日本時間19時30分〜20時30分)
フリー走行2回目:8月25日16時〜17時(日本時間23時〜24時)
フリー走行3回目:8月26日11時30分〜12時30分(日本時間18時30分〜19時30分)
予選:8月26日15時〜16時(日本時間22時〜23時)
決勝(72周):8月27日15時〜(日本時間22時〜)

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