2023年9月1日金曜日、F1第15戦イタリアGPがモンツァ・サーキットで開幕する。F1グランプリはオランダから休みもなく移動、連戦で今季最後のヨーロッパラウンドを迎える。来季に向けてのドライバー移籍話が聞こえ始める中、ドライバーにとってもチームにとっても重要な一戦となる。

2022昨年はフェルスタッペンが7番グリッドから快勝

昨年2022年のイタリアGPでは、規定数超過のパワーユニットエレメント交換によるペナルティで7番グリッドからのスタートとなったフェルスタッペンがどこまで追い上げるかに注目が集まったが、追い上げのスピードは驚異的で、2周目のシケインで3番手へ、5周目にはラッセルをかわして2番手へ上がり、12周目のバーチャル・セーフティカー発動時にルクレールがタイヤ交換に入ったことで早くも首位浮上。

画像: 昨年2022年のイタリアGPで驚異的な追い上げを見せたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。7番グリッドから、12周目には早くも首位に浮上した。

昨年2022年のイタリアGPで驚異的な追い上げを見せたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。7番グリッドから、12周目には早くも首位に浮上した。

フェルスタッペンは終盤のセーフティカー発動時にも、2ストップ戦略で追い上げを図っていたルクレールに対し大差を維持していたことで難なくソフトに交換して、首位のままセーフティカー先導でフィニッシュとなった。

フェルスタッペンはこのレースでシーズン11勝目を記録、早くも2022年のチャンピオンに王手をかける勝利となった。

【参考】2022年 F1第16戦イタリアGP 決勝 結果

1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)53周 
2位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+2.446s
3位 63 G.ラッセル(メルセデス)+3.405s
4位 55 C.サインツ(フェラーリ)+5.061s
5位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+5.380s
6位 11 S.ペレス(レッドブル)+6.091s
7位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+6.207s
8位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・レッドブル)+6.396s
9位 45 N.デフリース(ウイリアムズ・メルセデス)+7.122s
10位 24 周冠宇(アルファロメオ・フェラーリ)+7.910s
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14位 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル )+1周
ファステストラップ: 11 S.ペレス(レッドブル)1:24.030

画像: 昨年2022年のイタリアGPで逆転優勝を飾ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。ライバルも認めざるを得ない速さを見せつけた。

昨年2022年のイタリアGPで逆転優勝を飾ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。ライバルも認めざるを得ない速さを見せつけた。

タイヤを供給するピレリは、イタリアGP開幕を前に「 モンツァは『スピードの神殿=Temple of Speed』というニックネームが示すように、スピードが代名詞になっています。チームは可能な限り空気抵抗を減らして最高速度を優先します。 そのためダウンフォースも小さく、高速からのブレーキングと立ち上がりのトラクション、高速コーナーでかかる横荷重がタイヤにとって大きな課題となります。イタリアGPでは標準形式よりも2セット少ないタイヤを使用する代替タイヤ割り当てが試行されるため、 予選ではドライバーはセッションごとに1種類のコンパウンドのみ(Q1ではハード、Q2ではミディアム、Q3ではソフト)が使用できます。コンパウドはもっと柔らかい3種類(ハード=C3、ミディアム=C4、ソフト=C5)を供給します。昨年のイタリアGPでは1ストップと2ストップの両方の戦略が見られましたが、レース終盤にセーフティカーが導入され、結局トップ3は全員が2ストップとなりました」と分析している。

さて2022年はどんなレースとなるのか。第15戦イタリアGPは9月1日14時(日本時間21時)から始まるフリー走行で開幕する。

2023年F1第15戦イタリアGP タイムスケジュール

フリー走行1回目:9月1日13時30分〜14時30分(日本時間20時30分〜21時30分)
フリー走行2回目:9月1日17時〜18時(日本時間24時〜25時)
フリー走行3回目:9月2日12時30分〜13時30分(日本時間19時30分〜20時30分)
予選:9月2日16時〜17時(日本時間23時〜24時)
決勝(53周):9月2日15時〜(日本時間22時〜)

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