ベルニュとバンドーンの強力なドライバー体制を継続
DS オートモビルはシトロエンのハイエンドブランドとして誕生、前衛的な精神、華やかな高級感を特徴とするが、2015年にフォーミュラEに参入して以来、ステランティスグループの電動化の最前線に立って、すでに各モデルに電動化バージョンを搭載して販売している。
「電気自動車のF1」と言われるフォーミュラEにはシーズン2(2015-2016)からDSヴァージンレーシングとして参戦し、シーズン9(2022-2023)からは米国のペンスキーオートスポーツと提携して「DSペンスキー」として参戦している。
先日終了したシーズン9(2022-2023)ではタイトル獲得こそならなかったが、第4戦のインドで優勝するなどの結果を残した。
今回の記者会見ではDSペンスキーチームは、2024年1月13日に開幕するシーズン10において、昨季シーズン9(2022-2023)と同様、ドライバーにジャン-エリック・ベルニュとストフェル・バンドーンを起用し、DSオートモビルが製造するパワーユニットを使うことを正式に発表した。
ペンスキーオートスポーツはインディカーでも米国を代表するレーシングチーム。ジャン-エリック・ベルニュはシーズン4(2017〜2018)/シーズン5(2018〜2019)のチャンピオンであり、ストフェル・バンドーンはシーズン8(2021〜2022)でドライバータイトルを獲得していることから、フォーミュラE世界選手権の中でも極めて強力な布陣となる。
シーズン4(2017〜2018)とシーズン5(2018〜2019)のフォーミュラEワールドチャンピオンのジャン-エリック・ベルニュは「DSペンスキーと一緒に冒険を続けられることををとても嬉しく思います。私たちはインドで勝利し、ケープタウンとベルリンでの表彰台、サンパウロでポールポジション獲得しましたが、さらに難しい瞬間もいくつか経験しました。一つの章が終わった今、私たちはこれから何が起こるかに焦点を当てなければなりません。ストフェルとは強固なコンビを形成しています。我々はいくつかの良いレースをしましたし、トップに戻るために非常に懸命に取り組んでいます。この素晴らしいチームとともにもっと多くのタイトルを持ち帰るというモチベーションはこれまで以上に高まっています」とコメント。
一方シーズン8(2021〜2022)のフォーミュラEチャンピオンのストフェル・バンドーンは「このチームとともに1年前に始めた旅を続けられることを嬉しく思います。 一貫性と安定性が将来の成功の基盤となります。 私たちは昨シーズンにいくつかの重要な進歩を遂げ、一緒に強くなってきています。 最終目標はチャンピオンを獲得することですが、チームとともに多くのトロフィーを獲得できるよう貢献できることに興奮しています」と語った。