
四輪・二輪ブースとは異なる、南展示棟にあるので注意が必要である。Hondaパワープロダクツのブースは南展示棟のアウトオブキッザニアにある。
Hondaはクルマやバイクだけじゃない
Hondaは四輪、二輪のほかにパワープロダクツも事業の柱となっている。パワープロダクツ事業は、耕耘機や草刈り機、芝刈り機、発電機、除雪機、船外機などを研究・開発し商品化するところだ。ジャパンモビリティショー2023では、そんなHondaのパワープロダクツの“研究・開発者”を体験できる子供向けのブースが、四輪・二輪とは別に南展示棟のアウトオブキッザニアに出展されている。

まずは真っ赤なHONDAのロゴが入った真っ白な作業着に着替える。

真剣なまなざしで“研究・開発者”を体験する子供たち。
人の役に立つことが嬉しくなる
ここで受付が終わると、「HONDA」の赤いロゴが入った真っ白な作業服に着替える。これだけでもとても嬉しいだろう。その後、キヤノンが開発したMR(Mixed Reality)システム専用のゴーグルを装着して作業を開始する。
ゴーグルの中に広がっている世界は雪が降り積もった場所で、Hondaの研究員としてここをHondaの除雪機で雪かき、安全に歩けるようにするというもの。みるみるうちに道が除雪される喜び、人の役に立つ喜びが味わえるのだ。また作業後は、改善案などの提案もできるのである。まさしくHondaの“研究・開発者”としての仕事が体験できるというわけだ。

この子供たちが将来、Hondaや日本を支える存在になる日が楽しみである。

MRで雪かきして人の役に立ったあとは、Hondaの“ワイガヤ”文化も体験、より良い商品開発に向けた提案が話し合われる。
このブースのテーマは、「困っている人を助ける」というもの。降雪地域の重労働となる雪かきを通じて、Hondaの“ワイガヤ”文化を採り入れた改善策を考え、お年寄りや地域に役立つことを体験できるわけだ。

終了後には記念撮影した写真入りの研究開発員認定証が渡される。
参加者には研究開発員認定証がもらえる
子供のころのこうした体験はとても貴重で、この中から将来のHondaや日本を支える“研究・開発者”が生まれる可能性だってある。今回こうした機会を、Hondaパワープロダクツがジャパンモビリティショーに用意しているのだ。プログラム終了後に撮影した記念写真と、改善提案が書かれた研究開発員認定証が渡される。これも嬉しいし、そしてとてもいい記念になることだろう。

ここには耕耘機や草刈り機、芝刈り機、発電機、蓄電機、ブロワ、除雪機などHondaのパワープロダクツの製品の展示がされている。
「人の役に立つ」が事業の中心
Hondaのパワープロダクツストーリーは「困っている人を見たら放っておけない。人を少しでも楽にする。常に人間中心に、技術で人の役に立ちたい」という、創業者 本田宗一郎の想いから始まった。この理念を継承するHondaパワープロダクツの事業は、“人の役に立つ”が中心となっている。
これを今の子供たちに共感してもらいたいという想いも、このHondaブースから感じられた。それも自然な流れで、子供たちに“人や社会の役に立つ”喜びを味わってもらいたいという想いが込められているのだろう。ジャパンモビリティショー2023では注目のブースのひとつと言える。
ところで、この“研究・開発者”の体験には予約が必要だ。対象年齢は小学校1年生から6年生(6歳から12歳)までで、「“Hondaの研究・開発者”の体験の予約サイト」で予約してから行って欲しい。
・“Hondaの研究・開発者”の体験の予約サイトURL:https://event.etix.com/kketix/e/2009021
・定員:各回6名(事前予約枠=4、当日予約枠=2)
・チケットの価格:平日500円、土日祝日1,000円
・体験開始時間:
① 9:45 ②10:25 ③11:05 ④11:45 ⑤13:25 ⑥14:05 ⑦14:45 ⑧15:25 ⑨16:05 ⑩16:45 ⑪17:25
※10月29日(日)と11月5日(日)は、①~⑩の時間帯で開催されます。