ハイウエイ ドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は中央自動車道の釈迦堂PA(下り)のテイクアウトグルメを紹介しよう。
素朴な手作り感が楽しめるパイ
続いては、地元のフルーツをたっぷり使って、地元の「アーモンド洋菓子」店が作るパイ。ラインナップは「アップルパイ」、「白桃パイ」、「栗パイ」、そして「くるみ小倉パイ」(各379円)の4種類です。
どれも手作り感あふれる、しっかりと厚みのある生地。「アップルパイ」はシナモンを使っていないのも特徴です。リンゴの酸味と甘みのバランスが秀逸。リンゴが前面に出てくる、王道的なアップルパイです。不動のナンバー1の人気とか。
こんもりと丸みを帯びたシルエットになるのが「白桃パイ」。白桃を砂糖で煮て柔らかくしたコンポートが半分入っています。桃はとろけるような柔らかさ。ただし、桃だけでない複雑な味がします。断面を覗いてみれば、具材としてカステラのようなものもあり。二層になった具材が、深みを生み出しているのでしょう。
「栗パイ」は、栗のペーストとアンコが少し入ったパイ。リンゴや桃と違って、一転して和風テイストです。渋いお茶との相性が良さそう。また、「くるみ小倉パイ」も同じく和風です。ポリポリとしたクルミが、味と触感の両方で大きな存在感を放ちつつも、小倉のアンコも負けじと主張。ふたつのハーモニーを楽しめるパイです。
正直に言いますと、取材のためとはいえ一度に4個は食べすぎでした。おやつには1個が適量かと。素朴な見た目と、地元の味を楽しめる、おみやげにぴったりのスイーツです。(文と写真:鈴木ケンイチ/取材協力:中日本エクシス)
中央自動車道・釈迦堂PA(下り)
●営業時間
「ショッピングコーナー」:7時~20時
※コロナ禍の影響により、営業時間が変更になる場合があります。
価格等は、2023年10月時点のものとなります。