LEDやプロジェクターなど400以上のエレメントが使われた
イタリアのスーパーカーブランド「フェラーリ」。その従業員数は5000人を超えているが、そうした従業員に向けたライトアップショーが、本社とファクトリーのあるマラネッロで行われた。
これは、最新のエコなエネルギー技術を駆使して、フェラーリのユニークな性質を光で表現したもので、プロジェクター、LEDバー、レーザー効果など400以上のエレメントが使われ、立体映像や光のアーキテクチャーを、エンツォ・フェラーリ通り沿い1km以上にわたり照らしたものだ。
写真だけでも引き込まれてしまうが、実際に見るといつまでも魅了されてしまうことだろう。
フェラーリのジョン・エルカン会長は「フェラーリの本質を映し出し、成功を称え、より明るい未来へ向けて前進する」とこのライトアップショーについて説明した。
跳ね馬が体現してきた価値観を映し出した
このショーでは、歴史的なエントランスを縁取るレンガのアーチに、1947年にここでデビューした125Sや2023年にル・マン24時間耐久レースで優勝した2台の499Pをはじめ、長きにわたりこのアーチを通過して送り出された車両の映像も映し出されている。
さらに赤いライトアップにしたがい進むと、かつてファクトリーとして使われ、今回は巨大なスクリーンとなる塔へ行き着く。そしてそのスクリーンには、跳ね馬が体現してきた「個人とチーム」、「伝統と革新」、「情熱と達成」という価値感が光によって表現されているのである。
そしてこのライトアップショーのハイライトは、「レーシング」、「スポーツカー」、「ライフスタイル」といったフェラーリの全カテゴリーのすべての従業員を称え、各パートで働く人々の顔を画いた作品である。
「伝統と革新は、フェラーリにとって常に重要な価値観であり、フェラーリは誰にもできない方法で誇り高き伝統を築き続けています。この特別なライトアップショーは、偉業を可能にしたフェラーリ従業員と、フェラーリを唯一無二な存在にしている世界中のフェラーリ ファミリー全体に捧げます」とジョン・エルカン会長はコメントしている。
このライトアップショーは、フェラーリのすべての従業員とそのゲストが一緒に鑑賞できるよう、数日間にわたって連続的に開催されたという。
チャンスがあれば、実際に見てみたいものだ。