2024年2月29日、光岡自動車(以下、ミツオカ)は同社創業55周年記念コンセプトモデルとして2023年11月に公開した「M55 CONCEPT(エムダブルファイブ コンセプト)」を、2025年内に市場投入する方向で動き出した。
ベース車の供給可能台数に見通しがつけられた
既にご存知の人も多いと思うが、M55コンセプトのベース車は、現行型のホンダ シビック(おそらくVTECターボのMT車)。今回の市販化決定の背景には、ベース車の供給可能台数確保にある程度の見通しがつけられたことが大きな要因だ。
![画像: 真横から見ると、そのシルエットからベース車が現行型のホンダ シビックであることが分かる。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/02/29/62e2da8856fbda349c8b1682deb4bb489bb90a72_xlarge.jpg)
真横から見ると、そのシルエットからベース車が現行型のホンダ シビックであることが分かる。
とはいえ、手作りによる生産能力に限りがあるため、購入を希望するすべての人に届けられない場合もあるだろう。ミツオカとしては、一日でも早くファンに向けて正式な発表・発売がアナウンスできるよう引き続き鋭意努力していくという。
ちなみに、ホンダは2024年秋に「シビック RS」を発売予定だ。これはガソリンエンジンと6速MTを採用するという以外の詳細は未発表だが、ベース車がこのシビック RSになる可能性もあるかもしれない。また、AT車やハイブリッド車(e:HEV)を望む声も出てくるのではないだろうか。
いずれにしても、M55の市販版はどんなスペックで登場するのか。ミツオカの今後の発表を楽しみに待つことにしよう。(文:篠原 政明)
![画像: リアウインドーのルーバーにダックテールのリアスポイラー、ホワイトレターのタイヤなども1970年代を感じさせる。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/02/29/8f14eef34898142385606316380f7c7af1a851be_xlarge.jpg)
リアウインドーのルーバーにダックテールのリアスポイラー、ホワイトレターのタイヤなども1970年代を感じさせる。