今回のゲストは、プジョー3008が現在の愛車という、俳優の西川俊介さん。
これからの“クルマとともに駆ける俳優人生”について訊いてみた。
戦隊俳優から10年。30歳という節目を迎えた役者が、これから刻む“爪痕”とは?
憧れに近づくために、自分を高めるしかない
西川俊介さんの現在の愛車は、プジョー3008である。プジョーには以前から憧れがあったという。
シックで、モダンで、刺激的。さらに、ライオンにまつわるプジョーならではのデザインアイコンにも魅了されたようだ。アクティブな趣味を多く持つ彼が選ぶ際に重視したのは、頼れるギアとしての実用面だった。それもそのはず、スノボ、サウナと、なかなかハードな趣味を持っている。
撮影車の2008と対面するなり、精悍なフロントマスクに吸い寄せられる。
ああこれ、と、ライオンのカギ爪を彷彿とさせる3本のデイライトに敏感な反応を見せるあたり、やはりプジョーオーナーだ。
緊張もあってか、言葉少ない反応。だからこそ撮影の合間にポツリポツリと「イイですね」「カッコいい」と溢す言葉の中に、2008への強い関心が感じられた。
運転席に落ち着くと、2008の3D i-Cockpitに興味をそそらられた模様。
「乗り込んでみると、3008よりフィット感があります。モニターも大きくて先進性がありますね」
いざ走り出してみると、自分のクルマ(3008)とは違って、撮影車はクリーンディーゼル。それもまた興味津々でイキイキとハンドルを操る。カメラマンに促されて加速を試みると、低速域から高回転までのスムーズなトルクフィールに満足した様子だった。
現在は、5月の舞台へ向けた稽古の日々というが、
「稽古や仕事、それから趣味。週4、5日はクルマに乗っていますね」
最近のドライブはどこへ?と訊くと、
「長野県にあるサウナへ行きました。サウナへ行くためのドライブです」
聞けば片道4時間強は運転していたとのことだが、長距離のドライブは苦ではないらしい。時には友人を誘ってスノボ遠征も試みる。
「友だちも乗せて、趣味のギアも積んで、となると、やはり愛車に選ぶのはSUV一択でした」
とはいえ、アルファ ロメオ、ランドローバー、ジープと輸入車には大いに興味があるようで、クルマ選びは難航したそう。
「国産車、輸入車とも迷いましたが、駐車場の規格をクリアしたのが3008で。むしろいいチョイスができました」
今はプジョー3008が多趣味なプライベートにちょうどよく、しばらく乗り換える気はないようだが、
「レンジローバーやジープ・ラングラーなどのハイクラスでタフなSUVに憧れますね。いつか絶対手に入れたい。自分には手が届かないと諦めることはしたくないんです。今より頑張らなければ手に入らないクルマだったとしても、高嶺のクルマに釣り合うように自分を磨いていきたい」
自分の道は、自分で切り拓く。彼が演じたレッドも、確かそうした道を選んでいた。
狙った獲物は必ず仕留める。最強の野獣が持つ精悍な美しさ。西川さんがプジョーを選んだことに納得した。
Profile
西川俊介(にしかわ しゅんすけ)
1994年4月4日生まれ。群馬県出身。第26回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを受賞。2015年にスーパー戦隊シリーズ「手裏剣戦隊ニンニンジャー」(テレビ朝日系)でアカニンジャー・伊賀崎天晴役に抜てきされて以降、舞台や映画、ドラマで幅広く活躍。23年2月に上演された舞台「遠き日の落球」で主演を務める。23年には草津温泉PR2代目アンバサダーに就任。5月17日から東京・新宿FACEにて上演される舞台「京極の轍―京羅戦争編―Powered by ヒューマンバグ大学」で京極組・仙石薫を演じる。また、YouTubeショートムービー「初めての愛」が5月10日から配信スタート。
プジョー2008 GT BlueHDi 主要諸元
●全長×全幅×全高:4305×1770×1580mm
●ホイールベース:2610mm
●車両重量:1320kg
●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ
●総排気量:1498cc
●最高出力:96kW(130ps)/3750rpm
●最大トルク:300Nm/1750rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:軽油・41L
●WLTCモード燃費:20.8km/L
●タイヤサイズ:215/60R17
●車両価格(税込):454万4000円