定番中の定番ならではのおいしさを実現する一杯
続いて紹介するのが「醤油ラーメン」(800円)。透明な醤油ベースのスープに、細いちぢれ麺。具材はチャーシューとメンマ、ネギ、そしてノリのみ。ストレートにして、シンプルそのものの、ドがつくほどの定番の「醤油ラーメン」です。
ところが、当たり前のような一杯が、当たり前ではありません。この当たり前のような定番は、全国チェーンの外食会社が本気を出したという一杯だったのです。厚木PA(外回り)を運営するのは、ファミリーレストランでも有名なロイヤル。全国各地のSA/PAでフードコートの運営も行っています。そのロイヤルが「全国どこでも食べられる、ロイヤルならではのラーメンを作ろう」と試行錯誤の上に生み出したのが、今回紹介する「醤油ラーメン」だったのです。ポイントは、誰が調理しても同じおいしさを再現できるというところ。味がブレないことを重視されているとか。
そんな本気の定番グルメが厚木PA(外回り)に導入されたのは、2024年の春から。すると、何も告知も宣伝もしていないというのに、みるみる店内での販売ランキングが上がっていったというのです。クオリティアップしたのが、ストレートに売り上げに直結しているのです。やはり、おいしいものは、誰が食べても同じなのでしょう。
いただいてみると、鶏ガラベースのスープはやや甘めでサッパリした後味。そして、麺との相性、バランスも抜群。どこか懐かしい。でも、間違いなくおいしい! 何を食べようか悩んだときは、間違いなくおすすめできる一杯です。(文と写真:鈴木ケンイチ/取材協力:中日本エクシス)
圏央道・厚木PA(外回り)
●営業時間
フードコート「あつぎ食堂」:6時~23時
※コロナ禍の影響により、営業時間が変更になる場合があります。
価格等は、2024年6月時点のものとなります。