2024年8月1日、三菱自動車工業(以下、三菱)は、軽ハイトワゴンの「eKクロス」と「eKワゴン」にサイバーセキュリティ関連の法規対応を施し、販売を開始した。

サイバー攻撃のリスク増加に合わせて対応

画像: eKワゴン「G」

eKワゴン「G」

eKクロスとeKワゴンは、三菱の軽ハイトワゴンだ。eKワゴンの初代は2001年に登場。現行型は2019年に発表された4代目となり、同時にクロスオーバーテイストのeKクロスが設定された。2013年に発表された3代目eKワゴンから、日産自動車との合弁会社として設立されたNMKVが企画・開発を行い、日産 デイズは共同開発の姉妹車にあたる。

最近のクルマはコネクティッドカーが増えている。コネクティッドカーは多数のセンサーや通信機能を持っていて、これが外部のネットワークと常に接続している。そこへ不正なアクセスやハッキングを行うのが、サイバー攻撃だ。クルマのシステムがサイバー攻撃を受けると、その制御が乗っ取られるといった事態も考えられるのだ。

そこで今回の一部改良では、こうしたサイバー攻撃のリスク増加にあわせ、サイバーセキュリティに関わるソフトウエアのプログラムを変更し、最新の法規「UN-R155」に適合させたものだ。

画像: eKクロス「T」

eKクロス「T」

今回の一部改良では、内外装の装備やパワートレーンのスペックなどに関しては変更はない。eKワゴンは0.66Lノンターボ+CVTのみ、eKクロスにはターボ付きも設定。駆動方式は、全グレードで2WD(FF)と4WDが用意されている。

主なグレードと車両価格(税込)は、eKクロスがG(2WD)の169万7300円からTプレミアム(4WD)の206万300円、eKワゴンがM(2WD)の142万2300円からG(4WD)の163万6800円となっている。

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