ステランティス N.V.の傘下であるダッジは、2024-2025年のナイトロクロスシリーズの最高峰クラスのグループEクラスに参戦することを発表。マシンは新しいダッジ・ホーネットR/T FC1-Xラリーカーを投入する。

弱冠17歳の天才少女が、父親譲りの「速さ」を証明

画像: 軽量化のためのチューブラーフレームやカーボンファイバー製のシャーシタブが採用されており、安定性とパフォーマンスを確保するために高度なサスペンションシステムも搭載。

軽量化のためのチューブラーフレームやカーボンファイバー製のシャーシタブが採用されており、安定性とパフォーマンスを確保するために高度なサスペンションシステムも搭載。

ホーネット R/T FC1-Xには、アルコンブレーキシステム、電動パワーステアリング、前後ダブルウィッシュボーンサスペンションが装備され、12インチのホイールトラベルと調整可能な設定により、ニトロクロスの困難な地形にも対応できるという。

ダッジはこのダッジホーネット R/T FC1-XをDreyer & Reinbold Racingに4台を供給。ドライバーラインナップも強力だ。

特に注目を集めているのがグループEクラス最年少の17歳リア・ブロックである。伝説のスタンドドライバーでありラリードライバーだった故・ケン・ブロックの血を引く彼女。エクストリームEへの参戦やウイリアムズF1の育成プログラムに入るなど、若くしてその才能を遺憾無く発揮している。

画像: リア・ブロックの華麗なジャンプ!?ダブルヘッダーに参戦した彼女は試合後、「楽しい週末だったし、次のレースが楽しみ!」と語った。

リア・ブロックの華麗なジャンプ!?ダブルヘッダーに参戦した彼女は試合後、「楽しい週末だったし、次のレースが楽しみ!」と語った。

彼女のチームメイトには、2度のグループEチャンピオンであるロビン・ラーソンをはじめ、フレーザー・マコーネル、アンドレアス・バッケルドという実力派が揃う。

そして9月7日(土)、リッチモンド・レースウェイ開催された2024-25ニトロクロス開幕戦では、ラーソンが圧倒的なパフォーマンスで勝利を収め、で華々しいデビューを飾った。リア・ブロックは、初ドライブながら真っ赤なダッジ・ホーネットR/Tで2度の6位入賞を果たしている。

110年の歴史を持つダッジブランド。数多くのマッスルカーを生み出してきたダッジはニトロクロスに初めて参戦するメーカーとなり、ブランドとしても初の電動モータースポーツへの進出を果たした。

新たなステップを果たそうとしているダッジだが、時代が電動になろうとも強力でハイパフォーマンスな車を生み出すという根幹がブレることはない。

2024-2025シーズン ナイトロクロス イベントカレンダー

・バージニア州リッチモンドレースウェイ(9月7日-8日)
・ソルトレイクシティ近郊のユタモータースポーツキャンパス(10月5日-6日)
・フェニックス近郊のファイアバードモータースポーツパーク(11月15日-16日)
・マイアミマリンスタジアム(1月11日-12日)
・ラスベガスコース(3月1日-2日)

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