マツダは、2024年10月2日(水)〜4日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第51回 国際福祉機器展 H.C.R.2024」に、参考出品車両の手動運転装置付き「MAZDA CX-30 Self-empowerment Driving Vehicle(セルフ エンパワーメント ドライビング ビークル:以下、SeDV)」などを出品する。

手動運転装置を搭載したMX-30やCX-30を展示

画像: マツダ CX-30 SeDV(左)とMX-30 SeDV。

マツダ CX-30 SeDV(左)とMX-30 SeDV。

国際福祉機器展とは、全国社会福祉協議会と保健福祉広報協会が主催する、世界の介護・福祉機器を一堂に集めた国際展示会だ。H.C.R.とは「Home Care & Rehabilitation」の略で、ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した介護ロボットまで、さまざまな介護・福祉機器を展示する。

今回、マツダは手動運転装置付きのCX-30 SeDVを参考出品する。これは2023年の国際福祉機器展にも参考出品されたが、今回は市販予定の参考出品とされている。SeDVは、ユーザーが自分の意志で移動し、行動することをサポートする選択肢のひとつとして提案する、手動運転装置を搭載したモデルだ。

2021年に発売した「MX-30 SeDV」同様、手で直感的に加減速を行う「アクセルリング」と「レバーブレーキ」を採用し、意のままに操れる手動運転を実現。また、手動運転操作と通常のペダルによる運転操作の選択が簡単に行え、友人や家族と運転を交代するなど、運転システムを切り替えてのドライブも楽しむことができる。

画像: 押し込むと加速するリング式のアクセルを採用。アクセルリングの反力に段差を設け、一定速度を維持できるアクセルリングの押し込み量を瞬時に把握できるようにした。左にはレバーブレーキが備わる。

押し込むと加速するリング式のアクセルを採用。アクセルリングの反力に段差を設け、一定速度を維持できるアクセルリングの押し込み量を瞬時に把握できるようにした。左にはレバーブレーキが備わる。

マツダ ブースでは、前述のMX-30 SeDVの車両も展示するほか、SeDVの運転が疑似体験できるドライビングシミュレーターも展示し、実際に自身でその操作感を確認することができる。また、パラアスリートの人たちとのトークセッションも予定している。出展概要などは、以下のとおりだ。

CX-30 SeDV(市販予定車)

福祉施設訪問等を通じて得られたユーザーの声から、新たな選択肢を用意した。MX-30 SeDV同様、リング式アクセル、レバーブレーキ、ブレーキサポートボード、移乗ボードなどを装備している。

画像: 市販が予定されている、CX-30 SeDV。

市販が予定されている、CX-30 SeDV。

MX-30 SeDV(市販車)

リング式アクセル、レバーブレーキ、乗降用補助シートなどを装備した車両。出品車両には運転席に座ったままで屋根上のボックスへ車いすを電動収納できるオートボックス(株式会社 ミクニ ライフ&オート製)を装備。スライド式の機構により車いすをスムーズに吊り上げ・収納できる。

画像: 2021年に発売された、MX-30 SeDV(オートボックス装着車)。

2021年に発売された、MX-30 SeDV(オートボックス装着車)。

パラアスリート × MAZDA トークセッション(予定)

2024年10月3日(木)11時〜、14時〜

詳細に関しては、国際福祉機器展 H.C.R.2024の公式Webサイトや、マツダ福祉車両の公式Webサイトを参照して欲しい。

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