新型スーパーカー「マクラーレンW1」が腕時計にトランスフォーム
スイスの高級腕時計ブランド「リシャール・ミル」とF1の雄「マクラーレン」のコラボレーションは10年にわたり、今回で4作目となる新作腕時計「RM65-01オートマチック スプリットセコンド クロノグラフ マクラーレンW1」がお披露目された。
2024年10月に、「マクラーレン オートモーティブ」よりワールドプレミアが行われた新型スーパーカー「マクラーレンW1」をモチーフに誕生した腕時計で、そのこだわりは掛け値なしにスーパーなものとだ。なんたって、480個のパーツからなるタフなムーブメントの動作が、1時間で3万6000回(5ヘルツ)という超高速なのだから。
なにがすごいかって? 一例を出せば、スプリットタイムを1/10秒まで計測できるということだ。驚きだ。しかも、ムーブメントの垂直クラッチと6つのカラムホイールがスムーズな作動を約束してくれる。
ムーブメントの話はまだ終わらない。オレンジクォーツ TPT製の特別なプッシュピースが採用される「ラピッドワインディング」システムを搭載しているため、短時間で60時間のパワーリザーブ充電を行うことができるのだ。
「マクラーレンW1」を思わせる衣裳の腕時計ケースは、43.84 x 49.94 x 16.19 mmサイズのカーボン製。ベゼルの最薄部はわずか0.5mmで、リシャール・ミル史上最も薄いものとなっている。スケルトンタイタンダイヤルは、ホイールリムパターンがイメージされている。
そして、注目したいのが「ファンクションセレクター」クラウン。トランスミッションセレクターを扱うように、巻き上げ(W)、日付(D)、針調整(H)3つのポジションを選択できるのだ。「マクラーレンW1」のドライブシャフトの造形を模しており、パパイヤオレンジのラバーコーティングがレーシーなムードを盛り上げてくれる。