パフォーマンス、ドライビングプレジャー、快適性の概念を一新
今回、アジアで初披露されるランボルギーニ テメラリオは、レヴエルトに続くHPEV(ハイパフォーマンスEV)第二弾として誕生した。ラインナップとしては、ウラカンの後継機種にあたる。

ランボルギーニのデザインアイコンである六角形とY字を多重に組み合わせつつ、フロントマスクやサイドエアインテークに配置。筋肉質な面構成は、独自の個性をアピールするポイントだ。

ミッドに搭載される4L V8ツインターボユニットは、ボア90.0×ストローク78.5mmのショートストローク仕様。最高実用回転数は毎分1万回転を許容する。フロントに独立した2基の電気モーターを配置するとともに、エンジンにも1基を組み合わせることで、システム総合出力は920psを発生する。
新設計のV8ツインターボに独創の3モーター・ハイブリッドを組み合わせた新世代パワートレーンや、異次元のダイナミック性能を発揮する最先端のトルクベクタリングシステムなど、ランボルギーニブランドの伝統を受け継ぎながらも未来を切り開くテクノロジーを満載している。
最高速度340km/h超、0→100km/h加速はわずか2.7秒という圧倒的パフォーマンスもさることながら、スーパースポーツが理想とするドライバイングビングプレジャー、そして快適性を実現した。
そんなテメラリオが多くのスーパーカーファンの前でワールドプレミアされたのは、2024年8月に北米カリフォルニア州モントレーで開催された「Monterey Car Week」のメインイベントのひとつ「The Quail, A Motorsports Gathering」だった。(タイトル画像)
その発表と並行してアウトモビリ・ランボルギーニは、バーチャルショールーム「Lamborghini Lab」を開設し、カスタマイズやレースなどの仮想体験を通してテメラリオの魅力を発信している。
約2ヵ月で北から南まで、日本全国を巡業キャラバン
今回、開催される「Lamborghini Temerario Japan Roadshow」は、そうしたプロモーションの一環として、アジア地域では初めての実車展示を行うキャラバンとして企画された。ランボルギーニの最新モデルをリアルに観て、コクピットに座って、さまざまな機能、装備に触れることで、写真ではなかなか伝わりにくい上質感や先進性を実感、体感することができるプログラムなのだ。

「ロードショー」のネーミングは秀逸。プレミアムスーパースポーツのプロモーションとしては、非常に大規模なものと言えるだろう。
新型車の実車お披露目ということで、ツアーは日本全国の正規販売店でのみ開催される。
スタートは12月2日(月)、東京港区にある「Lamborghini 芝」から。続いてやはり東京港区の「Lamborghini 麻布」で開催された後、1月26日(日)までの約2カ月で名古屋、大阪/神戸(実施は「Lamborghini 神戸」)、札幌、仙台、広島、福岡の正規ディーラーを巡る。展示に関する詳細は、各ディーラーに問い合わせて欲しい。
なお「Lamborghini Temerario Japan Roadshow」は招待者限定・抽選制ということで、興味がある場合は事前に各店舗への電話もしくは問合せフォームで予約が必要だ。さらに応募多数の場合は、各正規ディーラーからの連絡をもって招待枠が確定されることを了解しておく必要がある。
アウトモビリ・ランボルギーニ Head of Japanのダビデ・スフレコラは、今回のツアーに対して次のようにコメントしている。
「テメラリオはドライバーの五感を刺激し、ランボルギーニ特有のFun to Driveを感じることができる至高の一台です。日本のお客様の期待に完璧に応え、それを上回るクルマだと信じています。ここ日本で、アジアで最初のキャラバンを開催し、みなさまの最寄りのディーラーでテメラリオをお披露目できることを嬉しく思います」
もしかすると二度とはないかもしれない「至高の一台」との出会い・・・この千載一遇のチャンスを、見逃す手はない。