「移動に制限をかけない究極の遊びクルマ」を目指す
ランドクルーザー 250をベースにした「モデリスタ オーバーランド ビジョン コンセプト」。
「モデリスタ オーバーランド ビジョン コンセプト」は、未舗装路や砂漠や森林などを走り抜け、大自然の中で絶景を眺めながら一夜を過ごすなどのアウトドアライフスタイルの「オーバーランドスタイル」を、モデリスタ独自の世界観で表現したコンセプトカーだ。
米国でのオフロードカスタマイズニーズと近年のトレンドに合わせ、現地で求められる機能を洗練されたデザインで表現することで、新しいモデリスタを表現している。また、今回のコンセプトモデル展示には、オフロードに必要な機能だけでなく、洗練されたデザインが施されたうえで機能も兼ね備えたパーツとすることで、米国でのモデリスタの可能性を調査する狙いも込められており、反響次第では今後の米国向け商品へデザインテイストを織り込む検討も計画されている。
車両のコンセプトは、「Sophisticated Armored Gear（洗練された装甲をまとったギア）」。都市も大自然も自由に生きる人のプレミアムなライフスタイルに合わせ「移動に制限をかけない究極の遊びクルマ」を目指した。エクステリアを装甲（Armored）させることで、移動で生じる自然の障害物やスリ傷などのダメージを低減する一方で、装甲箇所を洗練されたデザインとすることでモデリスタらしさを表現した。
ボディサイドのプロテクターや、多角形造形を踏襲したデザインの携行コンテナなども独特だ。
モデリスタ ブランドの特徴であるデザインの根幹にあるデザインフィロソフィー「Resonating Emotion（ベース車と共鳴・調和しながらさらに個性を際立たせるデザインの考え方）」もしっかりと反映し、ランドクルーザー 250が持つ「プロが使う洗練された機能美」をモデリスタらしく昇華させたデザインとしている。
具体的には、まずベースモデルの水平基調を踏襲し、フロントのイルミネーションをワイドに広げ車両との一体感を演出している。またベース車の多角形造形を踏襲したデザインの携行コンテナや、ボディを守るパーツにベース車と共鳴・調和したデザインを施したプロテクター、広範囲に大胆に使ったブラックアウトのパーツ、メッキ加飾に替わるLEDを多用したアクセント、薄型のルーフキャリアなどが特徴的だ。
この「モデリスタ オーバーランド ビジョン コンセプト」の詳細に関しては、モデリスタのSEMAショー特設サイト（英語のみ）を参照して欲しい。このコンセプトカーに採用されているアクセサリーパーツがどこまで市販化されるかは未定だが、その実現に期待したいところだ。
薄型のルーフキャリアなどは、市販される可能性は高いかもしれない。
