2024年11月19日(米ミシガン州・現地時間)、ジープは2025年モデルの特別仕様車「ラングラー4xeウイリス’41」を発表。ジープブランドの歴史を彩った1941年型「ウイリスMB」をリスペクトして誕生したモデルだ。

1941年型「ウイリスMB」を彷彿させるエクステリア&インテリア

80年を超えるジープの歴史の中で、ひときわその存在感を示す1941年型「ウイリスMB」。そのヘリテージをリスペクトした特別仕様車「ラングラー4xeウイリス’41」のお披露目が北米で行われた。

画像: 1941年型「ウイリスMB」(左)とそれをリスペクトして誕生した特別仕様車「ラングラー4xeウイリス’41」。

1941年型「ウイリスMB」(左)とそれをリスペクトして誕生した特別仕様車「ラングラー4xeウイリス’41」。

その特徴はエクステリアにまず色濃くあらわれている。「ウイリスMB」が軍用車であっったことから、そのボディカラーをイメージさせるオリーブドラブ色とし、足元の33インチタイヤを履く17インチホイールも同色で塗られている。

ボンネットの「WILLYS / 4XE 」のデカールも強いこだわりを感じさせるものだ。「ウイリスMB」で用いられた様式が踏襲されており、当時の実用性とデザイン性との融合の中で生まれた美学を現代に伝えようという試みだという。

ルーフはボディ同色のハードトップをはじめ、スカイワンタッチと呼ばれる電動ルーフ、新登場の専用タン色ソフトトップの3つの中から選択できる。どれも、オープンエアを存分に楽しめる。

インテリアも負けずに「ウイリスMB」の要素が盛り込まれる。布製シートをやオリーブドラブ色のファブリック製ダッシュボードなどだ。そしてシフトには「'41」のメダルが奢られる。特別仕様車ならではといったところだろう。

他には、トラクションを向上させるリアロッカーや、オフロード保護のためのフロントおよびリアのスチール製バンパーが標準で装備される。

画像: インパネは現代だが、布製シートをやオリーブドラブ色のファブリック製ダッシュボードが「ウイリスMB」の再現だ。

インパネは現代だが、布製シートをやオリーブドラブ色のファブリック製ダッシュボードが「ウイリスMB」の再現だ。

パワーユニットは「4xe」ということでPHEV。2Lターボ(272ps/400Nm)と2基のモーターが組み合わされている。駆動はもちろん4WDだ。

特別仕様車「ラングラー4xeウイリス’41」の米国内での注文受付は、他の2025年モデルと同様にすでに開始されており、車両価格は5万9930ドル(約916万9000円)となっている。

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