シリーズを最初から観ている人には、たまらない作品だ!

Ⓒ2025 PARAMOUNT PICTURES.
トム・クルーズ出演映画最高のヒットシリーズ、それが「ミッション:インポッシブル」だ。彼のキャリアで最高のヒット作品は2022年公開の「トップガン マーヴェリック」だが、彼が出演した作品の全世界興行収入ベスト10で見ると「ミッション:インポッシブル」シリーズが6本も入ってくる(本作品公開前の記録なので、更新される可能性も大)。まさにドル箱シリーズであり、彼が初めてプロデューサーを兼ねた(1996年の「ミッション:インポッシブル」)作品でもあるから、その力の入れようといったらない。
自身がプロデューサーだから「自分が危険なスタントをやることに他者から文句は言われないだろう」というようなことを言ったことも。要するに自分がやりたいことをやる!という決意表明もあったのだろう。今回は映画本編の冒頭からかつてのシリーズ名場面がいくつも登場する。これは本当に「ファイナル」であることの前フリなのか!?と思わされてしまう。
トム扮するイーサン・ハントらが、前作「ミッション:インポッシブル/デッド・レコニング PART ONE」で追跡した、人類の脅威になりえるAIシステム。それ=エンティティは、搭載されていたロシアの潜水艦ごと海底深くに沈み、簡単に人間の手の届かない場所からサイバー空間を通して世界中のシステムに侵入、核ミサイルによる世界戦争を起こそうとしていた。
ハントらはシステムの鍵となる2本のキーを手に入れるが、どの国にも渡さずに自ら破壊することを決意。鍵を狙う敵のガブリエルや、アメリカ政府のCIA捜査官たちに追われながら、ハントはついにエンティティに到達する・・・。

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