パイオニア株式会社は2025年5月、カロッツェリアブランドの楽ナビ、ディスプレイオーディオ、デジタルプロセッサーの新商品を発表。6月19日に、メディア向けの商品説明会を催しました。スマートフォンとの連携強化とともに、パイオニアらしいサウンドにもこだわった進化ぶりを、チェックしてきました。
こだわりの音を、ちょいふる名車でも試してみたい!
原音忠実再生に基づいた「こだわりの音」も徹底追求。高音質パーツを厳選するとともに、最適な回路レイアウトも追求、「応答の良さ/低域の安定感/レンジの広さ」といった要素が、劇的に改善されているそうです。

こちらは、エントリー向けのDEQ-2000A(価格はオープン)。車種専用のセッティングデータとともに、主要車種別の接続用ケーブルもキット化。装着時の優れた作業効率も追求しているという。
今回の商品説明会では、先代アルファードにエントリーモデル「DEQ-2000A」を装着したデモカーで、その実力をチェックすることができました。ノーマルのオーディオシステム(スピーカー含む)にDSPを介した非常に手軽な仕様でしたが、調整のあるなしでの差は驚くほど。
ノーマル状態では低中高のそれぞれの音域がややばらついて聴こえていましたが、最適化されたプリセットチューニングに切り替えると、すっきりとまとまりのある「耳心地」の良いサウンドに変化します。
この「DEQ-2000A」は、2025年7月から全国のオートバックス店舗で先行発売が予定されています。こちらのプリセッティングは人気モデルを中心とした展開からスタートするようですが、ちょいふる系でも気軽なサウンドチューンが期待できそう。
ちょいふる大好きなWebモーターマガジンでは今後、旧車系でのカロッツェリアDSP活用についても検証していきたいと思っています。