乳製品・動物性材料を使わないベジタリアン料理
食は人の活力。それが好みの食材、地元の料理であればなおのこと元気が出るというもの。鯛の煮付けや筑前煮、お好み焼き、家系ラーメンなどなど、ひとによってさまざまな料理が挙がるのではないだろうか。これはもちろん日本人に限ったことではなく外国人も同じ。
インドで連結子会社マルチ・スズキ・インディアを擁し、大きな工場を構え、大きな販売シェアをもつスズキは、日本で働くインド人をはじめとする外国人向けに社員食堂で提供する料理を開発してきた経緯がある。パートナーはスズキと同じく静岡県浜松市に本拠を置き、ブライダルやレストラン事業を展開する「鳥善」。
両社は外国人社員にとって働きやすい環境を整えることを目的に、まずは本格的なインドベジタリアン料理(簡易調理で提供できる給食事業者向けキット)の開発を開始、スズキ本社の社員食堂で2024年1月から提供しているという。
そして今回、このインドベジタリアン料理・・・いわゆるインドカレーをレトルトパックにして一般販売を開始した、ということだ。パッケージデザインにはスズキの四輪車や二輪車のイラスト、そして主な食材が描かれている。また、本で言う背表紙にあたる部分にはスズキの鈴木俊宏社長や、故・鈴木 修相談役といったイラストも描かれ、並べると・・・という隠し絵のような仕掛けも取り入れられている。

鈴木俊宏社長や故・鈴木修相談役はわかっても、左のキャラクターを知る人は少ないかもしれない。
バリエーションは4つ、いずれも乳製品・動物性材料を使っていないベジタリアン料理となる。販売はスズキ公式 ECサイト「S-MALL」をはじめとして、今後はスズキ歴史館(静岡県浜松市中央区増楽町1301)やスズキの各種イベント会場でも行うという。
■スズキ食堂「大根サンバル」

大根/人参/トゥール豆を使った南インドの煮込み料理で、タマリンドの酸味が特徴。
・パッケージデザイン「HAYABUSA」
・辛さレベル3
■スズキ食堂「トマトレンズダール」

クミン/ターメリック/チリをスパイスとして、レンズ豆をトマトと合わせた煮込み料理。
・パッケージデザイン「スイフト」
・辛さレベル2
■スズキ食堂「茶ひよこ豆マサラ」

ひよこ豆をじっくり炒めた玉ねぎと合わせ、トマトの酸味と青唐辛子のキレがある煮込み料理。
・パッケージデザイン「ジムニー」
・辛さレベル4
■スズキ食堂「青菜ムングダール」

緑豆の皮をむいた黄ムング豆と小松菜を合わせ、青菜の苦みとクミンのスパイシーな香りが特徴。
・パッケージデザイン「V-STROM1050DE」
・辛さレベル1