2025年10月24日(現地時間)、F1第20戦メキシコGP(メキシコシティGP)がメキシコシティ郊外のアウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス・サーキットで開幕する。グランプリは休む間もなく、アメリカ・テキサス州オースティンからメキシコシティに移動。サーキットは熱狂的な観客たちによって最高潮に達する。メキシコGPは通常のレースフォーマットで行われる。はたして今年はどんなレースになるのだろうか。

2024年のメキシコGPではフェラーリのカルロス・サインツが快勝

昨年2024年のメキシコGPでは、フェラーリのカルロス・サインツがポールポジションから快勝、3位にチームメイトのシャルル・ルクレールが入り、フェラーリの好調ぶりが際立った。

サインツは序盤こそマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の先行を許したが、スタート直後のアクシデントによるセーフティカー導入から7周目にレースが再開されると、あっさりと首位を奪い、その後は後続を寄せ付けないペースを披露した。

フェルスタッペンは、10周目から始まったランド・ノリス(マクラーレン)との攻防で20秒のペナルティを受けて後退。ドライバーズチャンピオン争いでは、フェルスタッペンとノリスの差が47ポイントに縮まった。

画像: 昨年2024年のメキシコGP。フェラーリのカルロス・サインツがポールポジションから快勝した。

昨年2024年のメキシコGP。フェラーリのカルロス・サインツがポールポジションから快勝した。

画像: 昨年2024年のメキシコGPのタイヤ戦略。セルジオ・ペレスを除く全ドライバーが1ストップ戦略を採用。大半がミディアムでスタート、理論上最も効果的だったのはミディアム→ハードの戦略で、実際にこれが最速となった。フェルスタッペンは20秒のダブルペナルティで順位を大きく落としながら最終的に6位まで順位を上げた。

昨年2024年のメキシコGPのタイヤ戦略。セルジオ・ペレスを除く全ドライバーが1ストップ戦略を採用。大半がミディアムでスタート、理論上最も効果的だったのはミディアム→ハードの戦略で、実際にこれが最速となった。フェルスタッペンは20秒のダブルペナルティで順位を大きく落としながら最終的に6位まで順位を上げた。

【参考】2024年F1第20戦メキシコGP決勝 結果

1位 55 C.サインツ(フェラーリ)71周
2位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+4.705s
3位16 C.ルクレール(フェラーリ )+34.387s
4位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+44.780s
5位 63 G.ラッセル(メルセデス)+48.536s
6位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+59.558s
7位 20 K.マグヌッセン(ハース・フェラーリ)+63.642s
8位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+64.928s
9位 27 N.ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ)+ 1周
10位 10 P.ガスリー(アルピーヌ・ルノー)+ 1周
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16位 30 L.ローソン(RB・ホンダRBPT) + 1周
17位11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+ 1周
リタイア 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)
ファステストラップ 16 C.ルクレール(フェラーリ )

タイヤを供給するピレリは、メキシコGP開幕にあたって「アメリカGPと同様、メキシコGPでもハードとミディアムの間に1段階飛ばしたコンパウンドを供給します。ミディアムとソフトは昨年と同じくC4とC5ですが、ハードはC2で、他の2種と比べてグリップレベルは低くなります。昨年はソフトは主に予選でのみ使用され、決勝ではファステストラップを狙う一部ドライバーが限定的に採用したのみでしたが、今年は状況が大きく変わる可能性があります。C4とC5の優位性により、チームはこれらを主体とした戦略を選ぶかもしれませんが、その場合はタイヤ摩耗による2ストップ戦略を余儀なくされるリスクもあります。逆にC2を選べばパフォーマンスは劣るものの、1ストップでレースをまとめられる可能性もあります」とコメントしている。

画像: メキシコGP開幕を前に、ピレリが公開した分析データ。

メキシコGP開幕を前に、ピレリが公開した分析データ。

さて2025年のメキシコGPはどんなレースとなるのか。メキシコGPは、10月24日金曜日12時30分(日本時間26日土曜日3時30分)からのフリー走行1回目で開幕、予選は10月25日15時(日本時間27日 日曜日6時)、決勝は10月26日14時(日本時間27日月曜日早朝5時)に開始される。

2025年F1第20戦メキシコGP タイムスケジュール

フリー走行1回目:10月24日12時30分〜13時30分(日本時間10月25日03時30分〜04時30分)
フリー走行2回目:10月24日16時〜17時(日本時間10月25日07時〜08時)
フリー走行3回目:10月25日11時30分〜12時30分(日本時間10月26日02時30分〜03時30分)
予選:10月25日15時〜16時(日本時間10月26日06時〜07時)
決勝(71周):10月26日14時〜(日本時間10月27日05時〜)

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