「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、IMPULが手がけた日産 ノートだ。

IMPUL ノート(2013年:チューンドカー)

画像: 大胆なエアロパーツは違和感なくマッチ。スポーツスプリングでフロント約25mm、リア約20mmずつ車高をダウン。

大胆なエアロパーツは違和感なくマッチ。スポーツスプリングでフロント約25mm、リア約20mmずつ車高をダウン。

低燃費でシンプル、コンパクトだがプレミアムであることを狙った2代目ノートは、ノーマル状態では〝おとなしいクルマ〞といった印象が強い。だが、このクルマでは、穏やかだったノートが豹変したかのようなヤンチャなスタイルになっている。これぞチューニングカーの醍醐味。日産車を知り尽くしたインパルの仕事はやはり違う。

今回インパル(IMPUL)が行ったノートに対するアプローチは、〝男らしさ〞を備えること。フロントまわりの開口部はフロントグリルとフルバンパースポイラーによってグッと広げられ、さらに下部を広げるようなスタイルとすることで安定感を増した印象を持つ。

中でも特徴的なのがグリルまわり。ノート特有の形状のヘッドライトと絶妙なマッチングを見せている部分だ。もしや日産がホットモデルを開発したのでは!?と錯覚するほど自然な仕上がりだ。

画像: フロントまわりの開口部はフロントグリルとフルバンパースポイラーによってグッと広げられ、安定感を増した印象だ。

フロントまわりの開口部はフロントグリルとフルバンパースポイラーによってグッと広げられ、安定感を増した印象だ。

サイドやリアはフロントが下部に広げたラインを踏襲するように形成。リアに関してはハーフスポイラーとなるが、違和感なく収められている。ワイド感と安定感が高まると同時に、ディフューザー形状を持たせることでスポーティに演出している。ちなみにリアの開口部の中はメッシュがあしらわれている。こうした細かい作り込みが、インパルの質感の高さにつながっている。

そして、エアロパーツに対するアプローチはそれだけに終わらない。リアハッチ上部には大型のスポイラーが鎮座している。これは形状が独特で、ガラス面に対して足を伸ばす形状とすることで、迫力を増している。ちなみにここまで大きいスポイラーを装着しながらも、ドライバーズシートからの後方視界はノーマルと変わらない。使い勝手を犠牲にしていない点は素晴らしい。

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