「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、2012年に米国で開催された、「SRT」ブランドのハイパフォーマンス マシンのイッキ乗りだ。

4車4様?の楽しめるパフォーマンスを発揮

今回の試乗会では、他の4台でも同じようにサーキットを走ることができたが、性格がそれぞれ違ったので、それも簡単に報告しておこう。

画像: 日本でも発売される、300のトップグレード「SRT8」。6.4LのV8は472psと631Nmを発生する。

日本でも発売される、300のトップグレード「SRT8」。6.4LのV8は472psと631Nmを発生する。

まず、いちばん滑らかだったのがセダンの300。足まわりのセッティングとハンドリングはまさに秀逸で、黙って乗せられたらドイツ車と間違えそうな仕上がりだった。しっかりしたハンドリングは安心感とともにエモーショナルな部分も持ち合わせている。

グランドチェロキーは、いかにも現代的なSUVといった味付けだ。フロントのダンパーを硬くしてロールを抑えてコーナーに進入する姿勢は、ほとんどヨーロピアンSUVの挙動だ。ベースとなるグランドチェロキーがメルセデス・ベンツの技術から成ることを鑑みれば、納得できるところだ。

また、逆の意味でけっこう感動したのが残りの2台。クーペのチャレンジャーとセダンのチャージャーはひと世代前のフレームなので、適度な緩さが残る。そのため、サーキットではテールハッピーな側面を垣間見させてくれるのが楽しい。周回を重ねるほどハンドル操作を大胆にして豪快なパフォーマンスを楽しんだ。

それぞれに走りが楽しめた、SRTシリーズ。いずれも、かなりサーキットを意識したチューニングだが、街乗りにも不快さはないようだ。つまり、街で楽しい。となると新世代のSRTが新たなムーブメントになる可能性は高い。日本には300とグランドチェロキーのSRTが導入されるが、他のモデルもぜひとも導入してほしいものだ。

画像: こちらも日本に導入されていたチャレンジャーも、スーパークーペのチャレンジャー SRT8に。どちらも走りは古典的だが楽しい。

こちらも日本に導入されていたチャレンジャーも、スーパークーペのチャレンジャー SRT8に。どちらも走りは古典的だが楽しい。

SRT バイパー GTS 主要諸元

●全長×全幅×全高:4900×1940×1190mm
●ホイールベース:2510mm
●車両重量:1575kg
●エンジン:V10 OHV
●総排気量:8390cc
●最高出力:477kW(648ps)/6150rpm
●最大トルク:814Nm(83.0kgm)/4950rpm
●トランスミッション:6速MT
●駆動方式:FR
●タイヤサイズ:前295/30R18、後355/30R19

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