安全面、ロジスティックス面からやむを得ず中止
オーストラリア・メルボルンで開幕した2026年F1グランプリもすでに2戦が行われ、鈴鹿サーキットで行われる第3戦日本GP(3月27日〜29日)が間近に迫っているが、
そんな最中、第4戦バーレーンGP、第5戦サウジアラビアGPの開催中止が発表され、衝撃が走っている。
緊迫化する中東情勢を受けて、バーレーン、サウジアラビア、カタール、アブダビなど中東地域でのグランプリ開催が危ぶまれていたが、安全面、ロジスティックス面からやむを得ず中止という判断になった。中止決定にあたりヨーロッパでの代替開催も検討されたが、ロジスティックス面や開催準備時間などの問題もあり、実現しなかった。

予定外の約1カ月のインターバルで流れが変わるか!?
2026年シーズンのカレンダーを改めて見ていくと、シリーズは全22戦となり、第3戦日本GP(3月27日〜29日)から第6戦マイアミGP(5月1日〜3日)まで約1カ月のインターバルができることになり、これによりシーズンは大きな影響を受けることになる。開幕から好調なチームにとってはこのインターバルはもどかしい期間となり、出遅れたチームは巻き返す準備ができる絶好のチャンスとなる。
ただ、シーズンが全22戦になったものの、過密スケジュールであることに変わりはなく、5月以降は第13戦ハンガリーGP(7月24日〜26日)まで毎週のようにグランプリが開催される。その後、約1カ月のサマーブレイクの後、第14戦オランダGP( 8月21日〜23日)から第24戦アブダビGP(12月4日〜6日)まで一気に駆け抜ける。
その一方で、中東情勢は不安定で事態が拡大すれば近隣のヨーロッパ諸国のグランプリ中止もあり得るし、長期化すればシーズン最終盤の第23戦カタールGP(11月27日〜29日)、第24戦アブダビGP (12月4日〜6日)も影響がでかねないところだ。
グランプリ初開催となるのは、マドリッドのマドリンクで9月に行われる新しいスペインGP。マドリンクはマドリッドの市街地と私有地を複合して作られるコースで、マイアミと似たサーキットになると言われている。これに伴い、これまでスペインGPとして開催されていたバルセロナのイベントは、バルセロナ・カタルニアGPとして従来どおり5月に組まれている。

ドライバーやチームからの評判は良くないが、エンターテインメント性が高くイベントしては高い人気を示している『スプリント』は、今年も継続して開催。第6戦マイアミ、第7戦カナダ、第11戦イギリス、第14戦オランダ、第18戦シンガポールが予定されている。
メルセデスとフェラーリが一歩リードし、マクラーレン、レッドブルがやや出遅れた2026年F1シーズンだが、はたしてこの後、どうなるのだろうか。今後も開催中止の可能性があるだけに、ひとつひとつのグランプリが例年以上に大切になってくる。
フォーミュラ1世界選手権 2026年カレンダー
ラウンド 日程 グランプリ(開催地)
第1戦 3月6〜8日 オーストラリア(メルボルン)
第2戦 3月13〜15日 中国(上海)
第3戦 3月27〜29日 日本(鈴鹿)
第4戦 4月10〜12日 バーレーン(サクヒール)※中止
第5戦 4月17〜19日 サウジアラビア(ジェッダ)※中止
第6戦 5月1〜3日 マイアミ(マイアミ)*
第7戦 5月22〜24日 カナダ(モントリオール)*
第8戦 6月5〜7日 モナコ(モナコ)
第9戦 6月12〜14日 カタルニア(バルセロナ)
第10戦 6月26〜28日 オーストリア(シュピールベルク)
第11戦 7月3〜5日 イギリス(シルバーストン)*
第12戦 7月17〜19日 ベルギー(スパ・フランコルシャン)
第13戦 7月24〜26日 ハンガリー(ブタペスト)
第14戦 8月21〜23日 オランダ(ザントフォールト)*
第15戦 9月4〜6日 イタリア(モンツァ)
第16戦 9月11〜13日 スペイン(マドリード)
第17戦 9月24〜26日 アゼルバイジャン(バクー)
第18戦 10月9〜11日 シンガポール(シンガポール)*
第19戦 10月23〜25日 アメリカ(オースティン)
第20戦 10月30〜11月1日 メキシコ(メキシコシティ)
第21戦 11月6〜8日 ブラジル(サンパウロ)
第22戦 11月19〜21日 ラスベガス(ラスベガス)
第23戦 11月27〜29日 カタール(ロサイル)
第24戦 12月4〜6日 アブダビ(ヤス・マリーナ)
*スプリントフォーマットで開催予定

