連載しているドライブグルメ特集ですが、今回は番外編としてクルマに乗らずに楽しめる、自動車に関連するおいしい食事を紹介していきましょう。それはスズキが提供するレトルトカレー「スズキ食堂」シリーズです。なぜスズキがカレーを? その味は?・・・そんな疑問に答えていきます。

日本で働くインド人スタッフのために

今回のドライブグルメはいつもと少し違う番外編として、自宅で楽しむ料理・・・レトルトのカレーを紹介します。しかし、ただのレトルトカレーではありません。「自動車メーカーであるスズキが開発・販売する」メニューなのです。

そもそも「なぜ、スズキがカレーを?」と思われるかもしれませんが、その心は「スズキで働くインドをはじめとする外国人従業員の食環境を充実させたい」という福利厚生の一環で始まった施策なのです。

インド出身の社員が親しんでいる「母親の味」を再現するため、スズキと同じく静岡県浜松市を地元とする企業「鳥善」と共同して、スズキ本社の社員食堂で提供するインドベジタリアン向け料理を開発。2024年1月から提供しています。より働きやすい環境を目指して社内展開することも重要ですが、将来的には外国人労働者の食環境改善に悩む全国の企業に向けてサービスを展開することも視野に入れているとか。

そうした流れの中で開発されたメニューをベースに、スズキは鳥善と共同でレトルトカレーを開発。2025年6月に4種を発売、さらに同年10月に1種を加えました。それが「スズキ食堂」のカレーシリーズです。発売からわずか4カ月で、約9万5000食を販売するほどのヒットを記録しています。

画像: スズキのインドベジタリアン レトルトカレー5種類は味だけでなく、見た目も、それぞれに異なる。(器とナン/チャパティは撮影のため、別途に用意)

スズキのインドベジタリアン レトルトカレー5種類は味だけでなく、見た目も、それぞれに異なる。(器とナン/チャパティは撮影のため、別途に用意)

そんなスズキ食堂のカレーは「大根サンバル」「トマトレンズダール」「茶ひよこ豆マサラ」「青菜ムングダール」「南瓜サンバル」(各918円)の5種類が用意されています。パッケージには、それぞれスズキの製品である「隼」「Vストローム」「スイフト」「ジムニー」「eビターラ」が描かれているだけでなく、並べて側面(背表紙にあたる部分)を見ると、ひとつの絵になるという遊び心もあります。

このレトルトカレー、スズキの通販サイト S-MALLで購入できます。カレーだけでなく、スズキが進出するハンガリーのワインや蜂蜜も取り扱っていますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

インド人もびっくり!の本格派カレー

では実際のところ、スズキ食堂のレトルトカレーは、どんな味なのかレポートしていきましょう。

画像: トマトとレンズ豆をあわせた北インド料理の「スズキ食堂 トマトレンズダール」。

トマトとレンズ豆をあわせた北インド料理の「スズキ食堂 トマトレンズダール」。

最初に試したのは、スイフトのパッケージの「トマトレンズダール」です。トマトとレンズ豆をあわせた、北インドの煮込み料理。まずはカレーだけをいただけば、辛いけど酸味があり、そして甘い!という複雑な味わい。トマトの酸味とクミン/ターメリック(ウコン)/チリというスパイス3種の辛み、そしてレンズ豆の甘さが生み出すおいしさです。「辛さ 2」なので、食べやすい辛さのカレーですね。

画像: 「スズキ食堂 南瓜サンバル」は、トゥール豆と南瓜(カボチャ)をベースにした南インドの煮込み料理。

「スズキ食堂 南瓜サンバル」は、トゥール豆と南瓜(カボチャ)をベースにした南インドの煮込み料理。

続いては、eビターラのパッケージにした「南瓜(カボチャ)サンバル」。カボチャとトゥール豆をベースにした、南インドの煮込み料理です。さらさらスープの底には、サイコロ状にカットされたカボチャやニンジン、グリーンピースなどの具材がたくさん入っていました。カボチャの甘みを前面に感じますが、その奥には独特の酸味が隠れていました。タマリンドという、インドならでは素材の味を感じることができる「辛さ 2」のメニューです。

画像: 「スズキ食堂 大根サンバル」は、大根/人参/トゥール豆を使った南インドの煮込み料理。

「スズキ食堂 大根サンバル」は、大根/人参/トゥール豆を使った南インドの煮込み料理。

「大根サンバル」も、タマリンドを隠し味にする南インドの煮込み料理です。パッケージはオートバイの隼。ダイコンやニンジンといった日本でも馴染み深い食材を使いながらも、タマリンドらしい酸味によって、日本料理とはまったく異なる風味を楽しめます。口に入れてすぐは「あまり辛くないな~」と思っていましたが、食べ進めるほどにヒリヒリとした辛みを感じるように・・・。「辛さ 3」は伊達ではないということでしょう。

画像: 「スズキ食堂 茶ひよこ豆マサラ」は、茶ひよこ豆をじっくり炒めたタマネギと合わせた北インドの煮込み料理。

「スズキ食堂 茶ひよこ豆マサラ」は、茶ひよこ豆をじっくり炒めたタマネギと合わせた北インドの煮込み料理。

ジムニーのパッケージは「茶ひよこ豆マサラ」です。茶ひよこ豆とタマネギ、トマト、青唐辛子を合わせた、北インドの煮込み料理です。本日最高「辛さ 4」の表記! 茶色と赤みによる、刺激がいかにも強そうな色のカレーを口にすれば、「意外と甘辛い!」というのが第一印象です。トマトの酸味があって、サラっとした後味。個人的にイメージしていたインドカレーにいちばん近いものでした。

画像: 「スズキ食堂 青菜ムングダール」は、黄ムング豆と小松菜を合わせた北インドの煮込み料理。

「スズキ食堂 青菜ムングダール」は、黄ムング豆と小松菜を合わせた北インドの煮込み料理。

最後はVストロームをパッケージにする「青菜ムングダール」。青菜にはホウレンソウピューレを使って、茶豆の皮をむいた黄ムング豆とあわせた北インドの煮込み料理です。本日の5種の中では、もっとも水分が少なく、豆がたくさん入っているようです。まったりとした青菜のコクがあり、「辛さ 1」ということもあって日本人にとって食べやすいメニューではないでしょうか。

さて、ここまで5種類のカレーを一気に食べ比べてみましたが、肉や乳製品を使っていないにもかかわらず、いずれも食べ応えが十分にあったことに驚かされました。何も知らずに食べていたら、ベジタリアン向け料理であることに気づかなかったのではないかなと思うほど。インド出身のスズキ社員が「母親の味」と慕うのですから、どれも本格派であることに疑う余地はありません。

カレーの本場インドの味に興味があるという人には、スズキ食堂のレトルト料理を試してみることをオススメします。きっと満足できるはずですよ。(文と写真:鈴木ケンイチ)

画像: このようにカレーのパッケージを並べると、スズキの先代と現在の社長を模した、ひとつの絵が現れる。

このようにカレーのパッケージを並べると、スズキの先代と現在の社長を模した、ひとつの絵が現れる。

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