大容量バッテリーを搭載し、航続距離はクラストップレベルの750km
「ナンバー8」は、ステランティス グループがプロデュースする「DS オートモビル」ブランドの新たなフラッグシップだ。2023年に発表されたコンセプトカー「DS エアロスポーツラウンジ」からインスパイアされて2025年にワールドプレミア。日本では同年5月のフォーミュラEや2026年1月の東京オートサロンで先行公開されている。「ナンバー8」という車名は、DSオートモビルが展開する新たな命名理念に基づいており、2026年5月13日に日本で発売された「ナンバー4」に次ぐモデルとなる。
スタイリングは、SUVの力強さとクーペの優雅さを融合した流麗なプロポーションが特徴的だ。ヘッドライトには3つのライトユニットと8つのダイヤモンド型LED装飾を水平に配置し、左右にV字の縦型LEDデイライト、そしてDSライトブレードがワイドなフォルムを強調。さらに、フロントには光のラインが流れるように輝くDSルミナススクリーンを搭載する。リアには、DSオートモビルのラインナップで初の垂直ラインを取り入れた3D LEDテールランプを採用している。

クーペとSUVを融合したプロポーション。DS初の垂直ラインを取り入れた3D LEDテールランプも採用。
インテリアは、ダッシュボードからドアトリムに至るまでをシームレスに構成し、車内全体が一体感のあるコクピットを創出している。シートからダッシュボード、ドアトリムにいたるまで最上級のナッパレザーを使用し、パールトップステッチや、パリの伝統装飾に着想を得た「クル・ド・パリ」パターンが随所に施されている。
シートは、前述のDS エアロスポーツラウンジ コンセプトに基づいたヘッドレスト一体型を採用。ヘッドレスト下部にはネックウオーマーも採用している。クルージングヨットから着想を得た、独創的なXシェイプ ステアリングホイールもユニークだ。
インフォテインメントには、DS初の16インチワイドタッチスクリーンを備えたDS アイリスシステムを採用。さらに、視認性と安全性の向上のためDS独自のライティング技術であるDSピクセルLEDビジョンや、車両後方のカメラ映像を表示するデジタルルームミラーも装備している。

16インチのワイドタッチスクリーンやユニークなXシェイプ ステアリングホイールを採用したインテリア。
ナンバー8はステランティス グループがC/Dセグメント向けに設計したプラットフォーム「STLA ミディアム」を採用し、97.2kWhという大容量のバッテリーを搭載。前後に高効率電動モーターを搭載したデュアルモーター4WDで、システム最高出力350psを発生し、0→100km/h加速は5.4秒を達成している。WLTPモード航続距離は750kmで、急速充電は最大160kWに対応する。
日本仕様は、標準モデルの「エトワール AWD」(車両価格1005万円)と、ラミネーテッドパノラミックガラスルーフやフォーカル社の3Dプレミアムオーディオシステムなどを搭載した「エトワール AWD アブソリュートコンフォートパッケージ」(同1045万円)の2グレードで構成される。

DSオートモビルならではの先進的なライティングデザインが際立つフロントまわり。
DS ナンバー8 エトワール AWD 主要諸元
●全長×全幅×全高:4845×1900×1585mm
●ホイールベース:2905mm
●車両重量:1635kg
●モーター:交流同期電動機×2
●最高出力:前207kW/7500rpm、後83kW/14000rpm
●最大トルク:前343Nm/250-5300rpm、後166Nm/0-4735rpm
●バッテリー総電力量:97.2kWh
●WLTCモード航続距離:750km
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:235/50R20(オプションで255/40R21も設定)
●車両価格(税込):1005万円




