発売開始から1カ月あまりで受注は1万台を突破
2代目にフルモデルチェンジされた日産のコンパクトSUV「キックス」は、2026年6月18日に発売され、同年7月27日は受注台数が1万台を突破、そして同年8月3日の時点で1万1000台を突破して1万1388台となった。販売台数も、同日時点で4794台となっている。初期受注状況の概要を紹介していこう。
●注文内容の傾向

新車が発表されると、上級グレードから売れる傾向は多く見られるが、このキックスでも同様で、GとX+の上級2グレードで全体の86%を占めた。また、4WD(e-4ORCE)の比率は35%で、コンパクトSUVとしては4WD比率は高く、また旧型キックス(30%)よりも5%伸びている。これは、e-4ORCEならではの走行性能が評価されていると日産では受けとめている。

2WD(FF)と4WD(e-4ORCE)を合わせれば、受注台数の45%を占めるのがトップグレードの「G」だ。
●メーカーオプション装着率

ニッサンコネクト インフォテインメントシステムは12.3インチ ディスプレイ、Google搭載(ナビ機能含む)、オーディオ、スマートフォン連携機能などを備えており、同[シンプル]ではゼンリンのナビゲーションとなる。これにBOSEパーソナルサウンドシステムなど、「クルマ選びのこだわり」につながる追加装備が人気だ。なお、グレードによっては選べないメーカーオプションもある。

ニッサンコネクト インフォテインメントシステム装着車のインテリア。
●ボディカラーの構成比

2トーンの比率は44%で、旧型(28%)よりは高くなっているという。新型キックスの特徴的なデザインは2トーンと相性が良いと選ぶ人が多いようだ。また、1トーン/2トーンともホワイト、ブラック、グレーといったモノトーン系が人気なのは、日産車やSUVに限らず最近の多くのクルマと傾向は変わらないようだ。新型キックスの訴求色であるレゾナンスブルー/スーパーブラックの2トーンも、まずまずの人気となっている。

ボディカラーの一番人気は、ピュアホワイトパール。
●注文した人の属性や前有車

「日産既納先」は、既に日産車のオーナー。この人たちは早めに情報を入手して「新型待ち」となっているため、発売初期の発注者はこちらに集中する。今後は日産車オーナーではない「日産未納先」の比率が上昇していくものと思われる。下取り車は、日産車では旧型キックス、エクストレイル、ノート、オーラなどが多く、他社ではそのライバルとなる車両が多いという。
年代では50〜60代で半分近くを占め、販売初期は高年齢層が多くなっているが、日産としては30〜40代を増やしていきたいとしている。性別では男性比率が圧倒的だが、所有者と使用者は必ずしも同じではないから、女性ユーザーの比率はもう少し多いのではないだろうか。納車時期は、オプションやグレードによっては2026年冬ごろになるものもあるが、全体的には同年9〜10月ごろになるという。新型キックスの高人気は、激戦区のコンパクトSUV市場に波紋を広げることは間違いなさそうだ。

新型キックスの訴求色であるレゾナンスブルー/スーパーブラックの2トーンも、まずまずの人気だ。
日産 キックス G 主要諸元
●全長×全幅×全高:4365×1800×1615mm
●ホイールベース:2655mm
●車両重量:1480kg
●エンジン:直3 DOHC+モーター
●総排気量:1433cc
●エンジン最高出力:72kW(98ps)/6000rpm
●エンジン最大トルク:115Nm(11.7kgm)/6000rpm
●モーター最高出力:105kW(143ps)/4600-1万0700rpm
●モーター最大トルク:315Nm(32.0kgm)/0-2700rpm
●トランスミッション:なし
●駆動方式:FWD
●燃料・タンク容量:レギュラー・45L
●WLTCモード燃費:23.4km/L
●タイヤサイズ:225/45R19
●車両価格(税込):389万8400円




