2026年11月6日(現地時間)、F1第20戦ブラジルGP(サンパウロGP)がブラジル・サンパウロ郊外インテルラゴスのアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェで開幕する。昨年はスプリントフォーマットで行われたが、今年は通常のレースフォーマットで開催される。なお、前戦メキシコGP(メキシコシティGP)で繰り上がり10位入賞を果たした平川亮(ハース)は、WEC最終戦と日程が重なることもあり不参加。ハースから注目のラファエル・カマラが母国ブラジルでF1デビューを果たす。

文:Webモーターマガジン
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ドライバーズチャンピオンは確定したがランキング争いは熾烈

ブラジルGP(サンパウロGP)は南北アメリカ大陸を転戦する3連戦の最終戦。前戦メキシコGP(メキシコシティGP)でメルセデスのキミ・アントネッリがドライバーズチャンピオンに輝き、いよいよシーズンは最終盤を迎える。

チャンピオンシップの注目はコンストラクターズタイトルに移るが、ここでもメルセデスが依然として大きな差をつけてリードしている。それでもこのところ好調なフェラーリにまだ逆転の可能性が残されており、最終盤での巻き返しに期待が集まっている。

もうひとつ興味深いのは、ドライバーズランキングの行方。タイトル争いこそ決着したものの、2位以降、フェルスタッペン(レッドブル)、ハミルトン(フェラーリ)、ラッセル(メルセデス)、ルクレール(フェラーリ)が僅差で続いており、この戦いは最終戦まで予断が許されない状況だ。

コンストラクターズランキングでは、3位 レッドブルと4位 マクラーレンの攻防も目が離せない展開となっている。

画像: ドライバーズチャンピオンは確定したがランキング争いは熾烈

【参考】2026年F1第19戦メキシコGP(メキシコシティGP)決勝 結果

1位 3 M.フェルスタッペン(レッドブル・RBPTフォード)71周
2位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)+0.799s
3位 12 K.アントネッリ(メルセデス)+4.006s
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+10.707s
5位 1 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+11.778s
6位 63 G.ラッセル(メルセデス)
7位 30 L.ローソン(レーシングブルズ・RBPTフォード)+20.899s
8位 5 F.ボルトレート(アウディ)+22.041s
9位 6 I.ハジャー(レッドブル・RBPTフォード)+22.503s
10位 50 平川亮(ハース・フェラーリ)+25.373s
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リタイア 18 L.ストロール(アストンマーティン・ホンダ)
リタイア 14 F.アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)

【参考】2026年F1ドライバーズランキング(第19戦終了時)

1位 12 K.アントネッリ(メルセデス)380
2位 3 M.フェルスタッペン(レッドブル)261
3位 44 L.ハミルトン(フェラーリ)259
4位 63 G.ラッセル(メルセデス)250
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)245
6位 1 L.ノリス(マクラーレン)221
7位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)150
8位 6 I.ハジャー(レッドブル)107
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17位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)7
−位 18 L.ストロール(アストンマーティン・ホンダ)0

【参考】2026年F1コンストラクターズランキング(19戦終了時)

1位 メルセデス 630
2位 フェラーリ 504
3位 レッドブル 382
4位 マクラーレン 365
5位 レーシングブルズ 108
6位 アルピーヌ 69

スリリングなレースを演出するインテルラゴス・サーキット

ブラジルGP(サンパウロGP)が行われるインテルラゴス・サーキット(アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ=Aut dromo Jos Carlos Pace)は、1940年にオープンした古き良きオールドファッションなコース。外周が豪快な高速セクション、インフィールドはリズミカルなコーナーが連続するセクションとなる。

1コーナーの後に急な下り坂セクションが訪れ、その後、曲がりくねったターンのあるテクニカルな長い上り坂が続き、フィニッシュラインに向かって長い直線が続く。

13コーナーから1コーナーまでの区間はスロットル全開の豪快な「ロングストレート」となり、その「ロングストレート」終わりにある1コーナーが最大のオーバーテイクポイントとなる。

このコースにはあらゆる要素が備わっており、流れるようなレイアウトによって多くのオーバーテイクのチャンスが生まれるため、戦略面での自由度が高く、スリリングなレースとなることが多い。

また、この時期のサンパウロは天候や気温の変化が激しく、降雨の確率も高く、セーフティカーが導入されることが多いため、タイヤ戦略は流動的なものになる。

画像1: スリリングなレースを演出するインテルラゴス・サーキット
画像2: スリリングなレースを演出するインテルラゴス・サーキット

昨年はノリスがポールポジションから完璧な走りで優勝

昨年2025年のブラジルGPはスプリントフォーマットで開催されたが、土曜日のスプリントに続き、マクラーレンのランド・ノリスがポールポジションから完璧なレースを見せて優勝した。

ノリスはミディアムタイヤを履いたスタートで首位をキープすると、あとは熾烈を極める一方の2位争いを尻目にひとり旅。2回のタイヤ交換のタイミングで全周回トップこそならなかったものの、終始タイヤを労わりながらペースをコントロールする余裕の走りでシーズン7勝目を挙げた。

一方、ドライバーズ選手権を争うチームメイトのオスカー・ピアストリは4位に終わり、初タイトルに向けて大きく前進した。2位にはメルセデスのキミ・アントネッリ、3位にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが入った。

画像1: 昨年はノリスがポールポジションから完璧な走りで優勝
画像2: 昨年はノリスがポールポジションから完璧な走りで優勝

【参考】2025年F1第21戦ブラジルGP(サンパウロGP)決勝 結果

1位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)71周[25]
2位 12 K.アントネッリ(メルセデス)+10.388s[18]
3位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+10.750s[15]
4位 63 G.ラッセル(メルセデス)+15.267s[12]
5位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+15.749s[10]
6位 87 O.ベアマン(ハース・フェラーリ)+29.630s[8]
7位 30 L.ローソン(レーシングブルズ・ホンダRBPT)+52.642s[6]
8位 6 I.ハジャー(レーシングブルズ・ホンダRBPT)+52.873s[4]
9位 27 N.ヒュルケンベルグ(キックザウバー・フェラーリ)+53.324s[2]
10位 10 P.ガスリー(アルピーヌ・ルノー)+53.914s[1]
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17位 22 角田裕毅(レッドブル・ホンダRBPT)+69.176s
※[ ]=獲得ポイント

ピレリの分析「昨年より1段階柔らかいコンパウンドを供給」

タイヤを供給するピレリは「昨年よりも1段階柔らかい、C3=ハード、C4=ミディアム、C5=ソフトを供給します。昨年はハードとして使用されたC2にスライドしやすい傾向が見られました。一方、C3とC4ではデグラデーション(性能劣化)が発生したものの高い競争力を発揮、ミディアムとソフトを使った2ストップ戦略が最も効果的でした。今年はターン3〜5の区間とターン8〜9の区間で再舗装が実施されており、新しい路面が週末をとおしてどう進化していく見極める必要があります」と分析している。

画像: ピレリの分析「昨年より1段階柔らかいコンパウンドを供給」

さて2026年のブラジルGPはどんなレースとなるのか。ブラジルGPは、11月6日金曜日12時30分(日本時間7日00時30分)からのフリー走行で開幕、予選は11月7日15時(日本時間日本時間8日早朝3時)、決勝は11月8日14時(日本時間9日早朝2時)に開始される。

2026年F1第20戦ブラジルGP(サンパウロGP) タイムスケジュール

フリー走行1回目:11月6日12時30分〜13時30分(日本時間7日00時30分〜01時30分)
フリー走行2回目:11月6日16時〜17時(日本時間7日04時〜05時)
フリー走行3回目:11月7日11時30分〜12時30分(日本時間23時30分〜24時30分)
予選:11月7日15時〜16時(日本時間8日03時〜04時)
決勝(71周):11月8日14時〜(日本時間9日02時〜)

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