1月25日、メルセデス・ベンツ日本(株)が年頭記者懇談会を開催した。登壇した同社の上野金太郎社長兼CEOは、2017年は過去最高を記録して2年連続輸入車ナンバー1となった昨年の6万7378台を上回る台数を販売したいと語った。
世界で、日本で、好調が続くメルセデス・ベンツ
メルセデス・ベンツは世界的に好調で、2016年は前年比11.3%増を記録して初めて大台を超える208万3888台を販売した。中でも好調なのは中国で前年比26.36%増の47万2844台を記録、アメリカやドイツを大きく上回るメルセデス・ベンツにとって最大の市場になっている。
日本の2016年メルセデス・ベンツ販売は前年比3.4%増の6万7378台で、2年連続で輸入車ナンバー1となっている。また、スマートもフルモデルチェンジの効果が出たようで、2000年の発売以降、最大となる4508台を販売した。
2017年の販売目標は前年を上回ることだそうで、上野社長はそのために「2月22日に発表するGLCクーペをはじめ、5車種以上を導入する」と語った。また販売店については「すでに拠点については高いレベルにあるが、改装や移転を含めて今年は30拠点を新しくする」とのことだった。
さらにスマートについては京都に専売拠点を設けるとのこと。先日、東京世田谷に開設されたメルセデスAMGの専売拠点とともに、その成果が注目されるところだ。
メルセデス・ベンツは様々なニーズに対応するため、現在、日本において30車種、155モデルをラインナップしているが、それを活かして「乗り換えの需要に対応するだけではなく、新規顧客を増やしていきたい」と上野社長。この勢いはまだまだ続きそうだ。